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繋ぐと音が悪くなる!? レトロ風に劣化させる「メガドラアンプ」

2017年08月11日 10時00分更新

 音質を向上させるのではなく、レトロ風味に劣化させてしまうという、ちょっと不思議なヘッドホンアンプ「【レトロ版】CXA1034Pヘッドフォンアンプ Ver1.0(メガドラアンプ)」が家電のケンちゃんにて販売中だ。

音を劣化させるという、逆方向のアプローチが面白い「メガドラアンプ」が販売中。2014年に発売された際は即完売、それから久しく店頭に並んでいなかった

 往年の家庭用ゲーム機「メガドライブ」や「GENESIS」(海外版メガドラ)で使用されていたアンプICを採用したという、通称「メガドラアンプ」。ノイズが乗りまくったサウンドに悩まされたユーザーは多かったハズだが、なんとこのアンプを接続することで、どんな音源もメガドラ風に劣化させることができる。

 ソニー製のアンプICチップ「CXA1034P」や、メガドライブ1相当のグレードに合わせたコンデンサーや抵抗などで構成。その使用感は「無音時でもそれなりの量のホワイトノイズが乗る」(ショップ)というもので、メガドラ特有のノイズ、こもった歪みのある音などを再現する。

 カセットテープなどの音にも通じる独特にサウンドに変化するため、かつてのメガドラユーザーはもちろん、レトロ風の音が好きな人にオススメなアイテムだ。

3.5mmオーディオジャックの入出力と、ボリュームノブ、電源スイッチなどで構成されるシンプルな構造。電源は単4電池×4を使用する

 製品は、基板やアンプIC、コンデンサ、抵抗、電池ボックスなどがセットになった電子工作キット。ユーザー自身がハンダごてなどの工具を使用して組み立てる必要があるが、ショップではプラス1500円で組み立て代行のサービスも行っている。

 東京ラジオデパートの家電のケンちゃんにて、3300円で販売中。同人ハードウェアのため在庫は少なめのため、気になる人は早めに店頭に足を運ぼう。

【取材協力】

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