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心拍計測精度が高いスポーツ愛好者向けGPSウォッチ発表

2017年08月10日 00時00分更新

 アメア スポーツ ジャパンは8月10日、スントのマルチスポーツ対応GPSウォッチ「SUUNTO Spartan Trainer Wrist HR」を発表した。価格は3万4452円から。

 スントとしては「週に2日以上、なんらか体を動かす」スポーツ愛好者向けのモデル。心拍、消費カロリー、EPOC(運動後過剰酸素消費量)、PTE(ピークトレーニング効果)、GPSとGLONASSで位置/速度/距離/高度/移動の軌跡を記録する。心拍計測については米バレンセルをパートナーに迎えたほか、LEDランプを3個搭載し、精度の高さをうたう。

 本体にはおよそ80種類のスポーツモードがプリインストールされており、エクササイズに合わせて選択可能。50m防水対応で、水泳でも使える。バッテリーは10時間駆動でトレーニングやフルマラソンでも対応し、時計としてであれば最長10日間持つという。また、GPSによるルートナビゲーション機能で新しい道でも安全に戻れたり、Movescount.comで自分が行きたい山などを登録するとナビゲーションしてくれたりする。Bluetooth経由でスマホと連動も可能だ。

 ケース径は46mmと、従来モデルの50mmからサイズダウンした。重量も56gと軽量化を図り、女性や腕の細いランナーを意識したつくりになっている。

 本体操作は左右のボタンで、タッチは非対応。心拍はこの手のモデルによくあるLEDライトで静脈を照射し、返ってきた反応で測るもの。Bluetoothでスマホと連動もできる。

 スントはフィンランドのメーカーで、オリエンテーリングの選手でもあったトーマス・ヴォホロネン氏がコンパスの精度を高めたいという思いから、世界初の液体封入式コンパスの製造方法を開発したことがはじまり。最初に作ったコンパスが50mmだったことから、同サイズには非常に大きな意味があるという。

 以来、世界初のダイビングコンパスや、世界初腕時計サイズのダイブコンピューターを発表してきた。アウトドア向けウォッチは1998年からラインナップし、2004年にはトレーニングウォッチもリリース。スマホと連動するコネクテッドウォッチは2014年に発表している。

 アメア スポーツ ジャパンによると、いままではパフォーマンスを上げたいユーザー向けの製品だったそうだ。それゆえに普及価格帯のモデルを持ち合わせていなかった。だが、今回リリースしたモデルは求めやすい価格帯にしたと説明。確かなデータを取ることを軸にしながら、本気で運動するときにデータを提供することを考えたという。

 発売は8月31日から。風防にミネラルガラスを採用したGOLDとSTEELは10月初旬発売となっている。

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