2017年08月02日06時30分

組織全体の情報感度を企業の望む方向に上乗せできる「Anews」を体験してみた

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記事を活用したりマッチ度を上げる機能を搭載

 7月1日にいくつか新機能がリリースされたが、外部とのやりとりに便利そうなのが「COPY」機能だ。記事の内容をクリップボードにコピーし、メールや資料などに貼り付けられる。一覧の「いいね!」の右側にあるコピー用紙アイコンだ。

 たとえば前回の「第34回 仕事を手助けしてくれるオンラインアシスタント「Caster Biz」を体験してみた」をコピーしたところ以下のようになった。

仕事を手助けしてくれるオンラインアシスタント「Caster Biz」を体験してみた
ASCII.jp
2017/07/17 Mon
http://rss.rssad.jp/rss/artclk/AXcql.bHq6R1/f004b7da78e29a0c7fd5ebb
b13d99b29?ul=IQGOA1mdcwTtsi1mK6B0kN.bEcvCLtUZ5W_CVR22r6UspFh1yJ.WT4
pzqOn4aBBNBdtXq8r
クラウドソーシングとは異なり、CasterBizが厳選したスタッフに仕事を頼めるのが特徴だ
対応してくれるのは平日の9時から18時までで、13時から14時は休憩するとのこと
テープ起こしは音声を聞いてタイピングするだけなのだが、実は人によってものすごくクオリティーに差が出る

 要約は一覧に表示されているものと同じだが、よくこの3行を引っ張り出してきたなと、賢いAIに感心してしまう。

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コピーアイコンをクリックすると、タイトルやURL、要約などをコピーできる

 ほかには、管理ユーザーだけとなるが「JUNK」機能も活用したい。不要な記事をゴミ箱アイコンのクリックで指定すると非表示になり、似た記事の配信をストップするようになる。表示する記事のクオリティーを向上するためには、定期的にチェックしたいところだ。ただ、記事がそぐわないだけで内容がいいものもあるので「JUNK」という表記はきついかな、とも感じた。

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記事の下にあるゴミ箱アイコンをクリックすれば、JUNKに登録される
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メニューの「JUNK」から、リサイクルマークをクリックすると通常配信に戻せる

 検索機能もユニークだ。単なるキーワード検索ではなく、同社の強みを活かし、配信済みの記事から関連度の高い順に検索結果を返してくれるのだ。今のところあまりニッチなキーワードには反応しないが、ネタ探しや関連情報を広く集める際には重宝しそうだ。

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右上のフォームから検索できる

チームの閲覧率を上げるための機能が充実している

 企業側としては、チームがきちんと情報を摂取しているのかどうかが気になるところ。コメントしてくれればいいが、全員が書いてくれるわけでもない。そこで、ユーザーの閲覧率を上げるための機能がいくつか搭載されている。

 まずはユーザーが自分の閲覧、いいね!、コメントをした記事や未読のPick Up記事を一覧できる。「Analytics」では、アクセス数や興味のあるワードなどをデータとして確認することも可能。ゲーミフィケーションのような感じでデータを積み上げていってもらえる。

 さらに管理者は、全ユーザーの行動をチェックできる。アクセス数や閲覧数、いいね!の数、1回のアクセスでどのくらいのページを見ているのか、などをランキング形式で把握できるのだ。さらに「Unread」では、Pick Upに登録したページを誰が見ているのかどうかをチェックできる。Pick Upを読んでいない数の多いユーザーも一目瞭然で、目に余るようなら個別に指導すればいい。もちろん、管理者側も有益な記事をPick Upするように心がける必要がありそうだ。

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ユーザー名をクリックするとメニューが開く
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閲覧した記事を表示してみた
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自分のアクセス数などを確認できる
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Pick Upの既読率をチェック
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読んでいないユーザーの集計もわかる

iPhoneでも読めればメインの情報収集ツールにもなる

 ライトプランはPCブラウザーからのみだが、スタンダードプラン以上であればiOSアプリも利用できる。App Storeで無料公開されており、PCと同じアカウントでサインインできる。もちろん、PCとiPhoneでの同時アクセスも可能だ。記事のコメントに書き込むことも可能で、通勤時間などの隙間時間も有効に活用できそう。

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iOS版の「Anews」の画面
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アプリ上でコメントを入力できる
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ほかのユーザーのコメントを一覧できる
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キーワードを選んで記事を絞り込める
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アプリ内ブラウザーで記事を閲覧できる。右下のアイコンからSafariで開いたり、ほかのアプリに送ることも可能

 気になる価格は2017年7月現在オープンプライスで、まずは相談となる。参考価格を伺ったところ、ライトプランで初期費用が5万9600円、月額費用が2万9800円とのこと。キーワード数は5個まででユーザー数は5名まで。PC版のブラウザーのみ対応している。

 プレミアム版はキーワードが10個、ユーザー数が10名となり、今回紹介した「Analytics」機能やiOSアプリが利用できる。特定のメディアを追加することも可能だ。ユーザー数の追加はどちらのプランも1人あたり月額2980円となる。

 SOHOが利用するには少々高いが、ある程度の規模の組織であれば、チームの情報感度を上げるメリットは大きい。この手のサービスのキモになるのが、結局のところ一般ユーザーがきちんと読むかどうか。その点、情報収集ツールとして使いやすいので、AIの提案と管理者の運用がハマれば活用してくれそう。使わないユーザーも簡単にわかるので、手も打ちやすい。

 同社は、7月14日に出たリリースで、経済産業省製造産業局航空機武器宇宙産業課がこの「Anews」を導入したと発表。すでに200社以上が利用しているそうで、今後の活躍が楽しみだ。

筆者紹介─柳谷智宣

特別な写真を撮ってもらえる「Our Photo」

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「銀座のバーがウイスキーを70円で売れるワケ」(日経BP社)、「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。

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