週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

スポーツ観戦をもっと楽しむ! スポーツ好きのための「MOVERIO」活用術

2017年08月01日 18時00分更新

スポーツ観戦中にスマホに気を取られたくないなら、
シースルーで周囲が見える「MOVERIO BT-300」を活用すべし!

 スポーツ観戦の醍醐味は、まさに白熱した試合をリアルタイムで目の前で見られること。スポーツ観戦好きな方なら、そんな試合の流れをより楽しむために、自分が応援しているチームや相手チームの情報をスマートフォンで調べつつ、試合の様子をチェックするということもあるはずだ。

 ただしスマートフォンの場合、画面上の情報やアプリ操作に気を取られてしまい、試合の重要なシーンを見逃すという問題が発生しやすい。しかも、手元のスマートフォンの画面に視線を向けたり、試合に目を向けたりと意外と忙しく、肝心の試合の模様よりもスマートフォンの画面を眺めている時間の方が長かったということもありがちだ。そのため、「スマートフォンをいじるためにスタジアムに出かけていた」という、本末転倒な結果になる可能性もある。

 そんな悩みや問題をサクッと解決できるガジェットが、エプソンのスマートグラス「MOVERIO BT-300」だ。「MOVERIO BT-300」はシースルータイプのディスプレイを採用しているため、試合の様子を生で見ながら、文字通り目の前のディスプレイに情報を表示させられる。10万:1という高コントラストにより、屋外で利用する際でも映像を視認しやすいのも特長だ。

 そこで実際に試してみようということで、チームや選手の情報などを「MOVERIO BT-300」に表示させつつ、試合観戦を楽しむ方法にアレコレ挑戦してみたのだ。

エプソンのスマートグラス「MOVERIO BT-300」。シリコンOLED(有機EL)ディスプレイの画素密度は3415ppi(ドットピッチは7.5um/マイクロメートル)。シースルータイプのディスプレイのため周囲の様子を見ながら、ディスプレイに情報を表示させられる点が特長だ。10万:1の高コントラストにより屋外で利用する際でも映像を視認しやすい

「MOVERIO BT-300」で実際に試合を観戦してみた!

 今回試してみたのは、野球の試合観戦。スタジアムに出かけて、「MOVERIO BT-300」でニュースサイトなどのチーム情報や選手の情報を表示させつつ、実際に観戦してみたのだ。

 結論からいうと、「MOVERIO BT-300」はシースルーのディスプレイを採用しているおかげで、試合内容に集中しつつ楽しみながら観戦できた。メガネ型のデザインにより、自分が視線を向けている方向にチームや選手の情報を表示できるため、スマートフォンのように、手元の画面に向いたりグランドに向いたりと視線の方向を変える必要がなく、試合に集中し続けられたのだ。

「MOVERIO BT-300」でニュースサイトなどのチーム情報や選手の情報を表示させつつ、実際に観戦してみた

 またスポーツ観戦の場合、試合を見ながらスマートフォンのSNSアプリでさまざまなユーザーのコメントをチェックする、いわゆる“実況”を楽しみつつ見るという方もいるはずだ。しかしいつの間にかスマートフォンの画面に見入ってしまい、大切なシーンを見逃した経験がある方も少なくないだろう。

 一方「MOVERIO BT-300」なら、自分の視線上に必要な情報を同時に表示させられるので、こういったザンネンな問題はなくなる。シースルーのディスプレイのため、周囲が必ず見えている状態となり、リアルタイムで進行している試合の様子を見逃すことなく、アプリの情報も適宜チェックするということが可能になる。スマートフォンよりも、よほど”スマート”といえる状態になるわけだ。

 特に、後述のSNSアプリ「Twitter」、ネットラジオアプリ「NHKネットラジオ らじる★らじる」(それぞれAmazonアプリストア経由)を用意しておくと、リアルタイムで進行中の試合の詳細情報をさらに入手しやすくなることを実感できる。Twitterを利用すると、「MOVERIO BT-300」のカメラで試合の様子を撮影して投稿することも可能だ。

 さらに出かける前に用意しておいたのが、「MOVERIO BT-300」用Webブラウザーのお気に入りに、対戦チームの情報や選手の情報がまとめられたページを登録しておくこと。「MOVERIO BT-300」のコントローラーは片手でも扱えることもあり、こうした事前準備をしておくとアプリ操作をよりシンプルにできる。シースルーのディスプレイにサクサク情報を表示させながら、大事な場面を見逃さずに試合を観戦できるのだ。しかも、操作が必要ない場合は、ポケットなどにコントローラーをしまっておけばいいのでラクチンそのもの。

スポーツ観戦を行なう場合は、長時間のバッテリー駆動が可能なモバイルルーターがあると便利。今回は念のため大容量のモバイルバッテリーも用意しておいた

 試合観戦中に、アプリの画面がジャマで見えにくくなることを心配する方もいるかもしれないが、まったくそんなことはない。肉眼だけで見ている場合と同じわけではないものの、アプリ画面を透過して周囲の様子が見えるため、意外と気にならない。どうしても試合の様子だけに集中したい場合は、アプリを閉じたり、「MOVERIO BT-300」自体をスリープさせたりすればいい。

 なお、日中の屋外でスポーツ観戦を行なう場合、周囲が明るすぎて「MOVERIO BT-300」の画面を視認しにくいことが考えられるので、外光の透過を抑える「シェード」(製品付属)も合わせて持ち歩くといいだろう。シェードを装着するとコントラストが上がり、画面内の情報を視認しやすくなるのだ。

「MOVERIO BT-300」には、外光の透過を抑える「シェード」が付属している

ヘッドセット中央部分の差し込み口に、「シェード」の突起をセットする

屋外で「MOVERIO BT-300」を利用する際、必要な周辺機器は?

 今回のように、屋外でインターネットアクセスを行ないたい場合は、テザリング可能なスマホあるいはモバイルルーターが必要だ。「MOVERIO BT-300」と、スマートフォンあるいはモバイルルーターをWi-Fiで接続する手順は、一般的なAndroid端末と変わらないため、迷うことはないだろう。「設定」から「Wi-Fi接続」を開き、接続したいアクセスポイント(AP)を選び、暗証番号を入力するだけで接続できる。

モバイルルーターなどを使い「MOVERIO BT-300」をネットにつなぐと、常にネットにアクセスできるようになる

 また、アプリを使ってネット接続を長時間行ない続ける可能性があるなら、念のため大容量モバイルバッテリーを用意しておきたい。複数の機器を同時に充電できるタイプであれば、「MOVERIO BT-300」、スマートフォンまたはモバイルルーターのバッテリーが切れそうになっても、手軽に充電できる。

バッテリー容量が大きめのモバイルバッテリーを用意しておくと安心

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう