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新筺体・新ドライバーの開放型老舗ブランド

米GRADOの新フラッグシップ「PS2000e」登場、価格は30万円台前半

2017年07月13日 18時00分更新

 ナイコムは7月13日、米国GRADOの新フラッグシップヘッドフォン「PS2000e」を正式発表した。4月末のヘッドフォン祭でもプロトタイプが展示されていたが、7月15日、16日開催のポタフェス 2017の会場で国内で初めて、製品版を展示する。価格は33万6960円。7月21日に発売する。

 オープンエア型のヘッドフォンで、周波数特性5Hz~50kHz。インピーダンス32Ω、音圧感度:99.8dB/mW。

 ハイブリッドハウジングという独自の構造が特徴。内部ハウジングを新採用かつ手彫りのメープル素材とし、これをスモーク・クローム仕上げした合金製の外部ハウジングで覆っている。ひずみや共振など音に悪影響を与える要素を排除できるという。

 ドライバーも新設計。「スピーカー部のシャーシからワイヤー、ボイスコイル、マグネットに至るまで現在考えうる最高級の素材を研究し、選定を行った」という。振動板(ダイアフラム)の形状も見直し、放出される信号の回折を最小限に抑え、従来よりも精緻にサウンドが出力されるように再設計した。また、新しいエアチャンバー用に開発したフロントキャップとグリルも見直している。

 側圧調整板を内蔵した本皮製のレザーヘッドバンドは、従来よりもワイドに改良。長時間でのリスニングでも快適だという。GRADO製品は、ニューヨーク・ブルックリンの工場で、全て職人による手作業にて製造を行っている。

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