週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

オンキヨー&カワイが共同開発したデジタルピアノとプリメインアンプが登場

2017年06月29日 22時00分更新

オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンと河合楽器製作所の共同発表会。プリメインアンプ「A-9150」で音楽を再生し、デジタルピアノ「NOVUS HYBRID NV10」で伴奏している

オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンと河合楽器製作所の共同発表会。プリメインアンプ「A-9150」で再生した音楽をバックに、デジタルピアノ「NOVUS HYBRID NV10」でピヤニストの圓谷綾乃さんが演奏している

 オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンと河合楽器製作所は6月29日、共同で製品説明会を開催。それぞれ新製品を発表した。両社は2015年11月に資本業務提携を行なっている。

デジタルピアノ「NOVUS HYBRID NV10」

デジタルピアノ「NOVUS HYBRID NV10」

 河合楽器は創立90周年記念モデルとなるデジタルピアノ「NOVUS HYBRID NV10」を発表。10月6日発売予定で、販売価格は90万円(税別)となる。

ステレオプリメインアンプ「A-9150」

ステレオプリメインアンプ「A-9150」

 オンキヨーはステレオプリメインアンプ「A-9150」を発表。7月上旬発売予定で、希望小売価格は6万2000円(税別)となる。

DACやアンプなど、オンキヨーと共同開発した電子パーツを搭載

 NV10はオンキヨーとの共同開発製品で、ノイズ低減回路や1bitプロセッシング回路、アンプなどを搭載。

 一方で、河合のグランドピアノに採用されているウルトラ・レスポンシブ・アクションIIをベースとした打鍵機構を再現。ハンマーの代わりにカーボンファイバー入り樹脂を採用し、非接触型の光センサーで打鍵を検知する。鍵盤の88の鍵の重さもそれぞれ異なるほか、ペダルを踏み込んだ時の打鍵の重さも再現している。

上部に複数のスピーカーを内蔵

上部に複数のスピーカーを内蔵

本体背面。奥行きはあまりないので狭い部屋などにも置けそうだ

本体背面。奥行きはあまりないので狭い部屋などにも置けそうだ

 ピアノ音色として、河合のグランドピアノ「SK-EX」や「SK-5」「EX」を搭載。スピーカーは16cm×1、10cm×4、ドーム×2と内蔵する。

鍵盤の横にはタッチパネルを搭載。デジタル的なさまざまな操作が行なえる

鍵盤の横にはタッチパネルを搭載。デジタル的なさまざまな操作が行なえる

 USB記録が可能なレコーダー機能やBluetoothオーディオ機能も搭載。Bluetoothスピーカーとしても使用できる。

A-9150

A-9150にアナログレコードプレーヤーを接続して試聴

 NV10の開発など、オンキヨーと河合楽器の共同開発の過程で、オンキヨー側の技術者が得た経験をフィードバックして生まれたのが、A-9150だ。

河合楽器との協業で生まれたというDIDRCフィルターとDiscrete SpectraModule

 河合楽器との協業で生まれたDIDRCフィルターを搭載。D/A変換時の高周波ノイズを除去し、可聴帯域外からの混変調ノイズを根本的に抑制。音に温かみを加えるような再現になる。

 また、メインアンプの増幅段に新開発のアンプモジュール「Discrete SpectraModule」を搭載。こちらも河合楽器との協業で得られた経験を生かしたもので、クリアな音像とリアルな音場再生を実現した。

MM/MCの両カートリッジに対応したフォノイコライザー

MM/MCの両カートリッジに対応したフォノイコライザー

 DACは768kHz/32bitに対応する。このほか、アナログレコード接続用として、MMとMCの両方のカートリッジに対応したフォノイコライザーを独立専用基板で搭載する。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう