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sRGB比95%液晶&GTX1060で14万円台と安価なクリエイティブノートPC

2017年03月10日 11時00分更新

「DAIV-NG5720E1-S2」はVR対応デスクトップ並みのグラフィックス性能を備え、3D CGやVRコンテンツに挑戦したい人にも納得の性能。3つの外部出力がすべて4Kに対応、マルチディスプレー環境の構築も◎

 RAW現像や動画編集を快適に行なうには、“色”を正しく見ることができる液晶が不可欠だ。マウスコンピューターの「DAIV」はクリエイティブ系作業に真摯に向き合いたい人に向けたブランド。今回紹介する「DAIV-NG5720E1-S2」は、持ち運びと性能のバランスを重視したい人にうってつけの一台。

「DAIV-NG5720E1-S2」の主なスペック
液晶15.6インチ(1920×1080ドット)
CPUCore i7-7700HQ(4コア/8スレッド、2.8~3.8GHz)
グラフィックGeForce GTX1060(3GB)
メモリー8GB(PC19200 DDR4 8GB×1)
ストレージ240GB SSD
インターフェースミニDisplayPort出力×2、HDMI出力、USB3.0×3、USB3.1 Type-C×2、 ギガビットLANほか、通信機能:IEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth4.2
サイズ/重量385(W)×271(D)×25.4(H)mm/約2.9kg
OSWindows10 Home(64ビット)
直販価格14万9800円(税別)

 CPUはモバイル用とはいえ物理4コアとデスクトップに見劣りしない性能を誇る「Core i7-7700HQ」を採用。

第7世代CPUで処理が高速に!

100枚のRAW画像(240万画素)をいくつかの方法でJPEGに書き出したところ、どの処理でも最新CPUの方が早く処理できた

動画系の処理でも強い

画質を重視した2パス動画エンコードではCPUの性能差が歴然。特に処理の重いH.265で差が開いている点に注目だ

 GPUはGeForce GTX1060、ストレージは240GBのSSDと定番な構成。メモリーはシングルチャンネルだが、BTOで最大64GBのデュアルチャンネル以上で搭載可能なので、予算に合わせて選択しよう。

 液晶は色再現の高いsRGB比95%のIPSパネルを採用。工場にて発色を確認したうえで出荷されるので安心だ。

工場の色域検査をクリアー!

 写真や映像の編集において大事なのは、色が正しく表示されているかどうか。液晶の品質が悪いと、映っている色が現実の色と食い違っていることがある。その点、本機は外光の影響を受けない色域ステージにて、検査用ソフトで赤・緑・青を全面に表示させ、カラーアナライザーで座標値を測定。専用の色域検査プログラムに読み取ったデータを入力したデータシートを、出荷するPCに添付。sRGB比が正しく表示されていることが一目瞭然なので安心だ。

sRGBの色域をほぼカバー

本機の液晶の色域は一般的なsRGB相当。プロ向け高級液晶が対応するAdobeRGBよりは表示できる色数が少ないが、色域のカバー率を自分で確認できる点はうれしい

グラデも自然に表現可能

キャリブレーター「i1 Display Pro」で液晶の特性をチェック。ガンマ特性はスタンダードな液晶相当だが、グラデーションを表示しても自然な階調になっている

 本機の処理性能をRAW現像と動画エンコードで検証。6年前のデスクトップPC搭載のCPU(Core i7-2600)に近い性能を発揮するが、処理が複雑になるほど最新CPUの強みをぐんぐん発揮。これから作品をガシガシつくり込みたいと考えている人に最適だ。

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