2017年01月20日10時00分

継続率50%超!スマホロック画面をメディア化するバズヴィル

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コストゼロでモバイル利用などが実現できるようになるか

バズヴィル

 取材を通して感じたのは、バズという名前のとおり、一般的なバズ記事やまとめ記事を中心としたひまつぶし的なコンテンツとの相性が非常にいい。ニュース自体はそれこそ日々生み出され続けており、キュレーションアプリが現れたような文脈で、既存のポイントの仕組みなどと交われば、日本でもロックスクリーン上のコンテンツ消費は簡単に普及する可能性があるだろう。

 ただでさえ取り合いとなっている、個人のスマホ利用の時間を、ロック画面1つで果たしてどれだけ割くことになるのか。ただし大きな懸念として、日本国内でのiPhone普及率の高さという壁は存在する。

 直近ではCCCとの連携が気になるが、一方で成熟しきったアドテクノロジーに関連するAPIなどの進化も同社の展開を後押ししている。すでに国内のAPIでは大手複数社と接続済みで、さらにFacebookのオーディエンスネットワークとも連携している(韓国でベストパートナーとして表彰もされている)ため、ネイティブ広告も含めた運用は着実に回りそうだ。

 ロックスクリーンのみであれば、国内大手では「楽天スーパーポイントスクリーン」なども現れているが、起動回数や継続率では負けていないと吉澤氏は語った。

バズヴィル

 日本、台湾、アメリカを含めてすでに世界6ヶ国でビジネスを行っているバズヴィル。同社ではグローバル全体で60人くらいが働いており、うちエンジニアは20~30人。日々、機能の改善や追加を行っている。今後は、ロックスクリーンの中にいろいろな機能を入れる予定だ。位置情報や属性情報の割り出しから、「夕方5時以降に渋谷駅にいる30代以降の会社員に居酒屋のクーポンを出す」といったことをできるようにしたいという。リアル店舗と連携できれば、さらなる付加価値を付けることができそうだ。

 「我々が日本で狙うのは韓国と同じ規模感の2000万ユーザーで、市場規模は年間300億円。誰も手を付けていない場所だからこそ、面白い分野だと思っている。大きな目標としてはサービスによってユーザーのモバイルにかかるコストを下げ、ロック画面を楽しんでもらいたい。最終的にはコストゼロでモバイル利用などが実現できるようにする夢もあるので、各地域で展開・取り組みを進めていきたい」(吉澤氏)

 2017年は、『HONEYSCREEN』アプリ、そして『BuzzScreen』を導入したアプリを目にする機会は増えるのか。ロックスクリーン広告業態がどう広がっていくのか、今後も注目していきたい。

バズヴィル

●株式会社バズヴィル(buzzvil)
2012年5月に韓国で設立。本社はソウル。グローバルでのスマートフォンのロックスクリーン広告プラットフォームを提供している。
2013年にソフトバンクベンチャーコリアから約3億円、2015年に複数の韓国のインベスターから約13億円、合計で約16億円を調達。
社員数は2017年12月時点でグローバルで約60名。

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