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協賛各社がブースにゲーミングPCがズラリと集結

IEMギョンギ大会で展示されていたゲーミングPCをくまなくチェック!

2016年12月19日 18時52分更新

 IEMギョンギ大会では、参加プレーヤーの対戦を観戦するだけでなく、会場内にIntelをはじめとした協賛各社がブースを構え、最新ゲーミングPCを展示するとともに、実際に来場者がゲームを楽しめる環境も整えられていた。ここでは、IEMギョンギ大会で展示されていたゲーミングPCを紹介していこう。

IntelブースにはCoreプロセッサ搭載ゲーミングPCを多数展示

 会場エントランスにかなり大きな場所を確保していたブースが、Intelブースだ。Intelブースでは、第6世代Coreプロセッサーを中心としたIntel製CPUを搭載するゲーミングPCが多数展示されていた。展示されていたゲーミングPCは、ゲーミングノートPCが中心。Acer、ASUS R.O.G.含む、Dell、HP、Lenovo、MSIといった有名メーカー製の最新ゲーミングPCを展示。また、各ゲーミングPCには、IEMギョンギ大会で競技タイトルに採用されている「StarCraft II」、「League of Legends」、「Overwatch」がインストールされ、来場者が自由にプレイできるようになっていた。また、Intelが現在最も力を入れている分野の一つとして挙げているVRコーナーも用意。HTC Viveや、アクチュエーター付きの体感型レーシングシートを利用したVRレーシングコーナーでは、これまでのPCゲームにはない臨場感で試遊プレイが行えた。

 そして、ブースの一番奥には、「Intel Extreme Masters(IEM)認定PC」と呼ばれるPC製品が展示されていた。こちらは、IEMが定める基準を満たしたPCに対して与えられるものだそうで、eスポーツ向けゲーミングPCの基準になっているという。ブースでは数種類のIEM認定PCを展示していたが、そのうち2台は、韓国の有名ゲーミングPCブランド「Preflow」が販売している「IEM-PC CHALLENGER」と「IEM-PC CHAMPION」という製品で、韓国で実際に販売されているものだ。

 IEM認定PCは、CPUが第6世代Core i5以上、メモリーが8GB以上のDDR3/DDR4 HyperX、グラフィックボードがGeForce GTX 960以上またはRadeon R9 280以上、ストレージはSSDが128GB以上でインテル製SSDを推奨、HDDは最低500GBで、SSDのみまたはSSD+HDDの構成であること、OSはWindows 8.1またはWindows 10であることが求められる。もちろん、IEM-PC CHALLENGER、IEM-PC CHAMPIONともにこの条件をクリアーしている。こういったPCが販売されているという点からも、韓国でeスポーツが盛んであるとともに、IEMの認知度も高いことがわかるだろう。

IEMギョンギ大会の会場エントランスに構えていたIntelブース

各社のゲーミングノートPCを設置し、今大会で競われているタイトルが試遊できた

AcerのゲーミングPC「Predator 15」

こちらはAcerブランドの高性能PC「Aspire V5-591G」。Acerの2製品ではOverwatchが試遊できた

ASUS R.O.G.ブランドのゲーミングノートPC「G752VM-GC008T」

こちらもASUS R.O.G.ブランドのゲーミングノートPC「GL502VM-FY029T」。R.O.G.の2製品にもOverwatchがインストールされていた

Dellの高性能ノートPC「Inspiron 15 7566」

こちらもDellの高性能ノートPC「Inspiron 15 7599」。これらDellの2製品もOverwatchが試遊可能

HPの高性能ノートPC「OMEN by HP Laptop 15」

こちらもHPの高性能ノートPC「Pavilion Notebook 15」。HPの2製品にはLeague of Legendsをインストール

LenovoのゲーミングノートPC「Y700 Sky Kaiser 15」

こちらもLenovoのゲーミングノートPC「Y900 Gaming」。これらLenovo2製品でもLeague of Legendsが試遊可能だった

MSIのゲーミングノートPC「GS63VR 6RF Stealth Pro」

こちらもMSIのゲーミングノートPC「GT73VR 6RE Titan」。MSIの2製品にはStarCraft IIをインストール

アクチュエーター付きでガタガタ動くレーシングシートを利用したVR体験コーナー。歓声を上げてプレイする来場者が多数見られた

Intelブース奥に用意されていた、「Intel Extreme Masters認定PC」コーナー

IEMが定める基準をクリアーしたPCが認定され、eスポーツの基準的な製品として販売されている。こちらは韓国Preflowが販売している「IEM-PC CHAMPION」。CPUにCore i7-6700、グラフィックボードにGeForce GTX 1070などを採用している

こちらもPreflowが韓国で販売しているIEM認定PC「IEM-PC CHALLENGER」。CPUはCore i7-6600、グラフィックボードはGeForce GTX 1060と、IEM-PC CHAMPIONより下位の製品となる

推奨SSDとして、IntelのPCIe NVMe対応SSD「Intel SSD 750シリーズ」も展示していた

アリーナ後方にもゲーム体験コーナーを用意

 Intelブースはエントランスに設けられていたが、ステージのあるアリーナ後方にもゲーミングPCが置かれ、各種ゲームを試遊できるようになっていた。

 デスクトップPCゾーンには、Lenovoのゲーミングデスクトップ「Ideacenter Y900」と、Acerのゲーミングデスクトップ「Predator G1」および「Predator G6」が設置され、StarCraft IIの試遊が可能。また、ゲーミングノートPCゾーンには、AcerのゲーミングノートPC「Predator 15」や「Predator 17」、R.O.G.の「G752VS」を設置し、Counter-Strikeが試遊できるようになっていた。これらは、全てCPUにCore i7、GPUにGeForce GTX 980やGTX 1070など強力なスペックとなっており、どちらも快適な試遊が可能だった。

 また、その隣にはVR体験ゾーンも用意。こちらには、Intelブースにもあったアクチュエーター付きレーシングシートを利用したものや、DellのゲーミングノートPC「Alienware 15 R3」にOculus RiftとOculus Touchを接続したVR試遊コーナー、HTC Viveを利用したVR試遊コーナーが用意され、それぞれ多くの来場者の人気を集めていた。

アリーナ後方試遊スペースに置かれたいた、LenovoのゲーミングデスクトップPC「Ideacenter Y900」

こちらはAcerのコンパクトゲーミングデスクトップPC「Predator G1-710」

同じくAcerのゲーミングデスクトップPC「Predator G6-GTX 980 Ti」。これらゲーミングデスクトップPCゾーンではStarCraft IIがインストールされ、試遊可能となっていた

こちらはゲーミングノートPCゾーンに設置されていた、Acerの「Predator 15」

同じくAcerのゲーミングノートPC「Predator 17」

ASUS R.O.G.のゲーミングノートPC「G752VS」も設置。ゲーミングノートPCにはCounter-Strikeがインストールされていた

VR試遊ゾーンには、Intelブース同様にアクチュエーター付きレーシングシートを利用したVR試遊機を用意

こちらはVR試遊ゾーンに置かれていた、DellのゲーミングノートPC「Alienware 15 R3」

Alienware 15 R3には、Oculus RiftとOculus Touchを接続し、VR体験が可能となっていた

HTC Viveを利用したVR試遊ゾーンもあり、多くの来場者が楽しんでいた

AcerはゲーミングPCブランド「Predator」の独自ブースを展開

 会場では、Acerもプライベートブースを構え、ゲーミングPCブランド「Predator」シリーズの製品を広くアピール。展示されていたものは、ゲーミングデスクトップPCやゲーミングノートPC、ゲーミングディスプレーなどで、その多くがすでに発売済みまたは発表済みとなっていた。そういった中で注目を集めていたのが、2016年9月のIFA 2016に合わせて発表された、21インチ湾曲液晶搭載ゲーミングノート「Predator 21X」だ。IFA 2016での発表から3ヶ月ほど経過しているが、今回もまだ参考展示で、スペックの詳細などのアップデートはなかった。それでも、その見た目のインパクトの強さから、かなり注目を集めていた。

 そしてもう1つ新モデルとして展示されていたのが、「Predator 17X」だ。こちらも、基本的にはすでに発売済みのモデルをベースとしているが、CPUに第7世代Core i7を採用するモデルとして展示されていた。第7世代Core i7の新モデルは2017年1月に発表予定となっており、そのタイミングで正式発表になるものと思われる。

AcerはゲーミングPCブランド「Predator」のプライベートブースを設置

9月のIFA 2016で発表された、21インチ湾曲液晶搭載ゲーミングノートPC「Predator 21X」を展示

こちらは、ゲーミングノートPC「Predator 17X」の未発表モデル。2017年1月に発表予定の、第7世代Core i7を搭載するという

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