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変形型ホームロボット「Tipron」

家中の壁がディスプレーになるプロジェクターロボット発売

2016年12月09日 16時58分更新

 Cerevoは12月9日、プロジェクター搭載の変形型ホームロボット「Tipron(ティプロン)」を発売した。直販価格は24万8184円。直販サイト「Cerevo official store」では12月中の出荷を予定している。

 Tipronは「宅内のあらゆる壁や床、天井をディスプレーに変える」をコンセプトとして開発されたホームロボット。専用スマホアプリで指定した場所、時間、コンテンツを自動的に壁や天井へ投影する機能を備えることで、あたかも家中の壁がディスプレーになるような体験を提供するという。

 本体上部のプロジェクター・ユニットは、3mの距離で80インチの画面を投影できる。指定した位置へ自動で移動する機能や、移動時とプロジェクター投影時で形状を切り替える変形機能を搭載。

 移動時は転倒や障害物接触を防ぐコンパクトな形態で動作、映像投影時には全高およそ80cmの投影形態へと変形し、壁や天井に映像を映し出す。

 プロジェクター・ユニットは左右それぞれ90度、上方向に90度、下方向に35度向きを変えられる。台形補正やオートフォーカスに加えて、出力5Wのスピーカーを内蔵。本体のみで映像と音声を楽しめる。

 スケジュール機能も搭載。毎朝午前7時にベッドルームの天井へヒーリング・ビデオを投影し、午前7時半にはリビングルームの壁へニュースを映す、といった生活を実現させるとしている。また、指定したスケジュール操作を終えると、自動で充電ステーションへ戻る機能を備えている。

カメラ映像をスマホでストリーミング再生しながら、変形や移動操作ができるマニュアル操作も内蔵

 背面にはHDCP対応のHDMIポートおよび給電対応のUSBポートを搭載。HDMI出力に対応したPCやレコーダー、ゲーム機などの映像や、USBメモリーに保存した動画を再生できる。

 また、本体のみでYouTubeやRSSリーダーを表示する機能に加え、ChromecastやMiracastなどのワイヤレス映像伝送機器を組み合わせることで、Tipronの特性を活かした機動性の高い映像投影が可能だという。

 バッテリーの充電時間はおよそ2時間、駆動時間はおよそ2時間。サイズは、変形前がおよそ幅300×奥行き340×高さ420mm、変形後はおよそ幅300×奥行き330×高さ810mm。重量はおよそ9.5kg。

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