「ORIZURU Project 2016」の“ORIZURU”
CEATEC JAPAN 2016のロームブースで話題を集めたのは、「ORIZURU Project 2016」である。
これは同社の小型・軽量の同社のデバイス(マイコンボード、無線通信IC、センサー、モータードライバー)を折り鶴に組み込んで飛ばすというもので、昨年のCEATECで1号機を飛ばせて話題を集めた。
「Lazurite Fly」という超軽量マイコンボードを搭載。モーターやバッテリーを組み込んでいる
女性の右腕に取り付けられたセンサーによって、ジェスチャー操作が可能
今回はデバイスを2.1gまで軽量化し、飛行はもちろん、宙返りまでして見せたほか、操縦者の腕にセンサーデバイスを取り付けることでジェスチャー操作まで実現した。
ビール缶などに巻きつけ、乾杯を検知するデバイス。全国の乾杯状況をクラウドで管理するとのこと
レンタルサイクルなどの自転車のシェアを想定し、クラウドのデータと自転車のロックを連動させる装置
郵便受けに充電の必要がないセンサーデバイスを取り付け、郵便物が投函されたらお知らせしてくれる装置
けん玉のボールの部分にセンサーを内蔵。うまくけん玉が収まったら音を鳴らす、というデバイス
また、同社のデバイスを使った製品アイデアを募集した「ROHM OPEN HACK CHALLENGE」の優秀作品4点を展示。実際に体験できるようになっている。
このほか、農地の地質やがけ崩れの可能性などを測定できる土壌環境センサーなども参考展示していた。内蔵電池とソーラーパネルを搭載し、1年以上の測定が可能とのこと