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【動画掲載】速さと快適性を両立させたベンツの頂点! Mercedes-AMG GT Sがスゴイ!

スペック至上主義者に捧げる
最新自動車ゆるふわレビュー第2弾はメルセデス・ベンツ!

 最新のテクノロジーは最新の自動車にあり! をコンセプトにアスキー編集部のスピーディー末岡とつばさが魅力的な自動車を街乗りでゆるふわにレビューする企画第2弾! サーキットなどで自動車の限界性能を追求するレビューではありません!

 意外にも(?)好評だったつばさの一般女子視点による自動車レビュー動画は、のちほどYouTubeのアスキーチャンネルにアップするので、お楽しみに!

※追記 10月12日、動画が公開されました。

 前回のポルシェ 911 ターボSのレビューを掲載後(関連記事)、「いきなりポルシェのフラッグシップなんて持ってきて、連載続くの?」と各方面から心配された当連載だが、高級スポーツカーから軽自動車までの振り幅でやっていくつもりだったので、筆者としては特に気にしてはいかなった(強がり)。

 とはいえ、メルセデス・ベンツのレースカーで戦うチーム(GOODSMILE RACING)の広報も兼任しているんだから(関連記事)、このクルマだけは外せない! 今回も超高性能超高級スポーツカー路線になるが、こちらをお借りした。第2回のクルマは……

 Mercedes-AMG GT S

なのDeath!

撮影協力/アンカーコーヒー マザーポート店(気仙沼市舘山1-6-31)

ロングノーズショートデッキの美しさ!
メルセデス・ベンツ最強のマシン

 メルセデス・ベンツは知らない人を探すのが難しいくらいメジャーなドイツの自動車ブランドだ。1886年にカール・ベンツにより設立された最古の自動車メーカーのひとつであり、「ベンツ・パテント・モトールヴァーゲン」という世界初のガソリン自動車を製作したことでも有名。ダイムラー・ベンツ、ダイムラー・クライスラーなど社名が変わり、現在のダイムラーとなった。メルセデス・ベンツはこのダイムラーのブランドのひとつなのだ。

メルセデス・ベンツ最強のマシンに乗るということで、ちょっとだけ着飾ってみたふたり

SUPER GTのGT300クラスで戦う「グッドスマイル 初音ミク AMG」のベース車両だ

 日本では高級車メーカーとして知られているが、コンパクトカーからバス・トラックまで多岐にわたるラインナップを誇る、トヨタのような総合自動車ブランドでもある。たしかに国産車と比べると全体的に高価ではあるものの、AクラスやBクラスなどは頑張れば新車で購入できる価格帯だ。また、中古市場に出回っている台数も多く、そちらはさらに買いやすい値段になっている。

 そしてMercedes-AMGとは、かつてアフターパーツマーケットで主にメルセデス・ベンツのチューニングを行なっていた「AMG」を買収し、2014年からメルセデス・ベンツのサブブランドになったスポーツカーやレース系の部門である。ちなみに、AMGはアーマーゲーではなく、エーエムジーと読むのが正しいようだ。

 そんなMercedes-AMGが「SLS AMG」の後継車種として送り出したのが「GT/GT S」。F1のセーフティーカーに採用されたり、仮面ライダードライブに登場したり、またGT3仕様が日本のSUPER GTでも走っているなど、幅広く活躍している。

ドヤ顔選手権で上位にいけそうなくらいドヤってるふたり(借り物のクルマで)

 今回借りたGT Sは、ベースグレードのGTをブラッシュアップして出力をアップさせたモデル。パワーとトルクが違うだけで、スペックもサイズもほぼ同じ仕様だ。

 サイズは全長4550×全幅1940×全高1290mm、車重1670kgと、2シーターにしてはかなり大きい。前回のポルシェ 911 ターボSが4人乗りで全長4507mm、全幅1880mm、全高1297mm、車重1600kgだったのもあり、この大きさは驚かされる。横幅が1940mmは日本の道路事情に結構厳しいサイズだ。

 スタイリングはロングノーズショートデッキのお手本のようなデザインであり、着座位置は後輪のちょっと前と、スポーツカーに必要とされる重量バランスを実現した。巨大なボンネットの中には、職人がひとりひとり手組みした最高出力510馬力/6250rpmの4リッターV8、ツインターボエンジンが鎮座する。

 駆動形式はFR、フロントエンジンリアドライブ(後輪駆動)であり、巨大なセンタートンネルを通ったプロペラシャフトが最大トルク66.3kg・m/1750-4750rpmを後輪に伝える。トランスミッションは電子制御のデュアルクラッチ7速ATで、変速ショックもなく滑らかにギアを切り替えてくれるので、気持ちのいい加速感が体験できた。

 そして最高速度は310km/h、0-100km/hの加速は3.8秒と、スーパーカーらしい性能だ。

 そのほか、電子制御式LSD(GTは機械式)、電子制御ダンピングシステム搭載のAMG RIDE CONTROLスポーツサスペンション、スタビリティー(安定性)をアシストしてくれるESP(エレクトロニック・スタビリティー・プログラム)といった、走りを追求するための先進技術が投入されている。

 このように走る最新テクノロジーとも言えるMercedes-AMG GT Sを、街乗り&高速道路で乗り倒してきたので、前置きが長くなったがレビューしたい。

名門チューニングブランド「AMG」と、上位グレードであることを示す「GT S」のエンブレム

GT Sは前後でタイヤのサイズが違う。フロントが265/35R19、リアが295/30R20とかなり太い

エンジンはV型のバンク内に2基のターボチャージャーを配置するという珍しいレイアウト。そしてエンジンはマイスターが1基づつ手組みをしており、職人のネームプレートが装着される。なので、すべてのエンジンがまったく同じ、というわけではないらしい

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