2016年08月30日09時00分

国が大手とベンチャーの架け橋に、経済産業省の石井氏が今後のIoTへの取り組みを語る

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「IoT&H/W BIZ DAY 2 by ASCII STARTUP」が開催

 8月26日に、ハードウェアやIoTプロダクト関連のスタートアップ関連事業者を中心とした、ビジネスセミナー・展示交流イベント「IoT&H/W BIZ DAY 2 by ASCII STARTUP」が開催された。

 開会式には、アスキーでスタートアップ系の記事を担当している北島幹雄とガチ鈴木が登壇。ASCII.jpや週刊アスキーでどんなスタートアップの記事を掲載しているか、普段どういったかたちでスタートアップ企業と交流しているか、読まれた記事、今後の動向などを紹介した。また、「IoT&H/W BIZ DAY 3 by ASCII STARTUP」を今冬に開催することも発表した。

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司会は、「Hint」を出展しているニッポン放送アナウンサーの吉田 尚記氏が担当
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アスキーでのスタートアップでの取り組みを紹介
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ASCII.jpや週刊アスキーで掲載しているスタートアップ系の記事を紹介
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今後の取り組み
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IoT&H/W BIZ DAY 3 by ASCII STARTUPの開催も決定!

国も積極的にスタートアップを応援
経済産業省の石井 芳明氏が登壇

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経済産業省 経済産業政策局 新規産業室 新規事業調整官の石井 芳明氏が登壇

 開会式後の基調講演では、経済産業省 経済産業政策局 新規産業室 新規事業調整官の石井 芳明氏が登壇。経済産業省が実施しているスタートアップ企業への支援などについて語った。

 石井氏は、世の中のデータやサービスなど、ITとリアルがつながって大きな産業を生んでいることを「第4次産業革命」と位置づけ、今後は新産業の構造ビジョンを作っていかなくてはいけないことを説明した。

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世界のデータ量は2年ごとに倍増していることで、処理性能の向上やAIの非連続的進化が急速に進展しているという
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ITとリアルがつながってきている
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今後は「データ駆動型社会」になっていくという

 そのうえで、日本の産業が海外のプラットフォーマーの下請けにおちいることにより、付加価値が海外に流出していることや、社会課題を解決する新たなサービス付加価値を生み出せず、国内産業が低付加価値・低成長部門化していることなど、日本の問題を取り上げ、現状を放置するとGDPが育たないことに対しての危機感をうったえた。

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IoT、ビッグデータ、AIに関する今後のビジョンの策定と戦略的取り組み
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現状を放置するとGDPが育たないという
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国が実施する戦略を紹介
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IoT推進コンソーシアム
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IoT推進ラボの取り組み
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テーマ別に複数企業の連携を前提として、既存ルールの見直しや新たなルール・仕様作りなどを必要とする中長期的取り組みに対する支援として、Lab Demonstration(テストベッド実証)を実施

がんばっている企業を応援する

 また、大企業は新しいことをゼロからスタートしにくく、ベンチャーはチャネルが難しいという問題にも触れ、今後は経済産業省が大企業とベンチャーをつなげる役割もになっていくという。さらに、自治体と連携し、「地方版IoT促進ラボ」として29地区を選定。今後はメンター派遣などIoT促進ラボと連携し、全国でIoTの取り組みを盛り上げていくとしてる。

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自治体と連携し、「地方版IoT促進ラボ」として29地区を選定

 石井氏は「今までのベンチャー支援は縦割りでしたが、今後は官邸が音頭をとって、公平ではなくがんばっている人たちを支援できるようにしていきたいと考えています。私自身もものづくりが大好きで、大田区に出向して町工場で仕事をしていたこともあります。そのとき、ものづくりをがんばっている人たちが満足に利益をあげられていないことに気づき、これはもう一度考えないといけないなと実感しました」と述べた。続けて「大手とベンチャーのマッチングの機会を積極的につくっていくことで、日本のものづくりの成功例を作っていきたいです」と今後の目標を語った。

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各省庁が一丸となってベンチャーを支援

 今後は経済産業省だけでなく、各省庁が一丸となってベンチャーを支援していくという。この取り組みにより、小さなスタートアップ企業が考えたIoTが、世界をも驚かせる製品やサービスになっていくことを願いたい。

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