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ISO 102400に防塵防滴! エントリーとは思えないデジタル一眼レフ「PENTAX K-70」

2016年06月09日 10時00分更新

「PENTAX K-70」ブラックモデル

「PENTAX K-70」ブラックモデル

 リコーイメージングは6月9日、デジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-70」を発表した。発売日は未定だが、ボディーのみの予想実売価格は7万7000円前後の見込み。

シルバーカラーのモデルも用意

シルバーカラーのモデルも用意。本体サイズは幅125.5×奥行き74×高さ93mmという小型ボディーも特徴。本体のみの重量は約628g

 同社ラインナップの中では“アウトドア派のエントリー層向け”という位置づけだが、ミドル以上の層にも通用しそうな多機能性が特徴。本体は防塵・防滴仕様に加え、マイナス10度での動作にも耐えられる耐寒仕様にもなっている。

画像処理エンジン「PRIME MII」に写真の「アクセラレーター」が追加されている

画像処理エンジン「PRIME MII」に写真の「アクセラレーター」が追加されている

 画像処理エンジンには「PRIME MII」を採用するが、ノイズを除去する「アクセラレーター」ユニットを追加することで、感度は最高ISO 102400まで設定可能。連写速度は最高6コマ/秒で、H.264でのフルHD動画撮影も行なえる。

 AFは「SAFOX X」を採用しており、測距点は11点、うち9点はクロスセンサーで-3EVの低照度環境に対応する。像面位相差とコントラスト方式を併用するハイブリットAFを採用しており、ライブビュー時に高速なピント合わせが可能だ。

本体前面。APS-Cセンサーを搭載する

本体前面。APS-Cセンサーを搭載する

本体背面。光学ファインダーは0.95倍で、視野率は100%だ

本体背面。光学ファインダーは0.95倍で、視野率は100%だ

 撮像素子にはAPS-CサイズのCMOSセンサーを採用し、有効画素数は2424万画素。ローパスレス仕様だが、センサーを微小駆動させることでローパスフィルターと同様のモアレ軽減効果が得られる「ローパスセレクター」も利用できる。

 また、センサーシフト型のボディー内手ブレ補正機能を搭載し、4.5段分の補正効果を得られる。さらに、センサーを1画素ずつずらすことで高精細な画像が得られる「リアル・レゾリューション・システム」も搭載する。

本体上面。フラッシュも内蔵する。モードダイヤルは右側にあり、シャッターボタンの周囲は緑とか赤とかに光る

本体上面。フラッシュも内蔵する。モードダイヤルは右側にあり、シャッターボタンの周囲は緑とか赤とかに光る

 モードダイヤルには3つのカスタムモード(ユーザーが調整した設定を記録しておくモード)を備えるが、それぞれに独特な初期値(彩度やコントラストを高く設定した「CLEAR TONE」、風景をHDR撮影するための「HDR LANDSCAPE」、星空をきれいに撮れる「ASTROPHOTO」)が設定されている。

本体左右側面。マイク端子やHDMI、USB端子など必要なものは揃っている。記録メディアはSDXC(UHS-1)にも対応

 3型(92.1万画素)の背面モニターはバリアングル機構を採用。画面の輝度を手軽に変えられる「アウトドアモニター」機能を搭載するほか、画面表示を赤くして見やすくする機能なども搭載する。

 レンズキットは「smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR」が付属する「PENTAX K-70 18-135WRキット」(予想実売価格 11万円前後)を用意。

「HD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE」。沈胴方式で、収納時は長さは89mmと望遠レンズとは思えないコンパクトさになる。防滴仕様だ

 また、静かなPLMモーターを採用する望遠ズームレンズ「HD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE」(予想実売価格 6万2000円前後)も同時期に発売予定で、K-70での動画撮影時に重宝するレンズとなる。

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