2016年06月02日01時20分

クアルコムが超低消費電力なウェアラブル向けSnapdragonやWiFi新機能を解説

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クアルコム
例年同様、会場付近のホテルにて独自イベントを開催したクアルコム

 5月31日、クアルコムは台北で開催中のCOMPUTEXにあわせて、プレス向けのイベントを開催。同社が取り組んでいる最新通信技術の解説や、ウェアラブルなどIoT向けの新チップセットなどが発表された。

 なかでも注目の機能が、同社のルーター向けチップセット「IPQ40x9」に搭載されている「Wi-Fi SON」。同機能を利用すると、2.4Ghz帯と5GHz帯のSSIDへの接続をセッションを維持したまま自動で切り替えられる。

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クアルコム製のチップセットで利用できるようになる「Wi-Fi SON」

 従来は2.4GHzと5GHzそれぞれ別のSSIDが用意されており、接続を切り替えたい場合はユーザーが行なう必要がある。さらに接続の切り替え時にはセッションが切れてしまうため、ダウンロード中のデータなどはエラーなどで止まってしまう場合もある。

 こういったデメリットがWi-Fi SONによって解消。ユーザーはどの接続先が混雑しているか考えて接続先を選ぶ必要がなくなり、最良の接続先へと自動でつながるので安定した通信環境が得られる。

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ユーザーが接続先を意識することなく、自動で接続先が切り替わる

 Wi-Fi SONを利用するクライアント側は、IEEE802.11kやIEEE802.11vといった無線LANの管理に利用する標準規格に対応していればオーケー。現行のiPhoneも規格に対応している。また、ルーター側もIPQ40x9搭載モデルが日本でもすでにリリース済み。Wi-Fi SON自体はファームウェアのアップデートで対応できるとのことで、近々日本国内でも利用できるようになりそうだ。

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Wi-Fi SONでは接続先の自動切り替えだけでなく、セキュリティーなども含めた4つの自動機能がポイント

 そのほかスマホ向けのチップセットに関しては最新モデルの発表はなかったが、IoT向けのチップセットとして「Snapdragon Wear 1100」を発表した。

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IoT向けのSnapdragonに最新モデルが登場

 Snapdragon Wear 1100は、すでに発表済みのSnapdragon Wear 2100の下位モデルともいえる製品。Snapdragon Wear 2100はスマホやタブレット向けのSnapdragonシリーズよりも省電力なため、HMDやスマートウォッチなどに採用されているが、Snapdragon Wear 1100はそれよりもさらに低消費電力を実現。リストバンドやヘッドセットなど単機能型のウェアラブルデバイスに向けた製品となっている。

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Snapdragon Wear 1100の詳細。対応OSはLinuxとRTOS

 ちなみに、Snapdragon Wear 2100と1100ともにLTEでの通信に対応。現状、スマートウオッチをはじめとするウェアラブル製品は、スマホなどと連携してインターネット接続を行なっていたが、Snapdragon Wear 2100と1100の登場で、今後は単体でインターネットに接続できるウェアラブル製品も多くリリースされそうだ。

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InWatchのSnapdragon Wear 2100搭載スマートウォッチ「Wear 4G」

 実際Snapdragon Wear 2100はすでに出荷がスタートしており、発表会では採用メーカーのトップが登壇。メーカーブースも設営し、Snapdragon Wear 2100搭載のウェアラブルデバイスをアピールしていた。

 Snapdragon Wear 1100も年末にはリリースされる予定で、今後もIoTやウェアラブル端末に注目だ。

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