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マグネット式パネルやオープンベイを採用、プロも納得の拡張性

プロカメラマン岡田清孝も納得! クリエイティブPC『DAIV』の実力を探る

2016年04月28日 11時00分更新

最新CPUで処理が高速 ストレージも充実

 最近はカメラの性能も向上し、高画質写真を編集・変換することが多くなってきた。そこで注目なのがクリエイター向けPCとして登場した『DAIV-DGZ500M1』だ。CPUは第6世代のCore i7-6700を採用。第3世代のCore i7-3770を備えた自分のPCと、RAW現像速度を比較すると約20%以上も処理が速かった。

↑5インチ×3と3.5インチ×1のオープンベイには、マグネット式のフロントパネルを採用。使用時には即座に取り外して、下段に固定することができる。

↑BTOオプションでキャスターの付属が選択可能。プロカメラマンがスタジオ内で移動したり、室内の模様替えでPCを移動させたいときなどにも便利。

 ストレージはSSDとHDDの両方を備える。そのため、フォトショップなどのソフトの起動は軽快で、かつ容量の大きい写真は大容量HDDにたっぷり保存可能と、ストレスなく使える。

↑10種類のメディアが使用できるUSB3.0接続カードリーダーはデジカメユーザーなら必須のオプション。SDカードスロットはUHS-Ⅱに対応しているので将来性もバッチリだ。

↑高画質写真のデータ読み書きを重視するプロカメラマンの中には、SSDを2枚搭載する人も。BTOでより高速なM.2接続のSSDを追加、標準搭載のSSDも960GBと大容量を選択できるので、予算に余裕がある人は、変更を検討しよう。

 また、グラフィックにミドルレンジのGTX960を搭載し、GPU支援が利用できるアドビ系ソフトで、ぼかしやワープなどのフィルター処理がスムーズに行なえる。

↑2400万画素のRAW画像200枚をPhotoshop Lightroom CCでJPEGに現像した時間を比較。CPUの定格クロックはどちらも3.4GHzだが、最大クロックはCore i7-6700のほうが高く、より処理速度が高速だった。

↑2400万画素のRAW画像(8GB)のコピー時間を、UHS-ⅠとUHS-Ⅱで比較すると速度差は圧倒的。まだ対応カメラの少ないUHS-Ⅱだが、コピー時間の短縮のために導入しておくのもアリだ。

 UHS -Ⅱ対応のカードリーダーなどBTOメニューが豊富な点も◎。10万円台と価格も手頃なので、RAW現像を快適に行ないたい人には、オススメな一台だ。

スペック
CPU:Core i7-6700(4コア/8スレッド、3.4~4GHz)
メモリー:16GB(PC17000 DDR4、8GB×2)
ストレージ::240GB SSD、2TB HDD
インターフェース:DVI-I出力、Disp layPort出力×3(DVI-HDMI変換コネクター付属)、USB3.0×6(前面2ポートは常時給電対応)、USB2.0×2、ギガビットLANほか
サイズ/重量::190(W)×490(D)×490(H)mm/約10.9kg
OS:Windows10 Home(64ビット)
直販価格:14万9400円(税抜)

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