2016年04月05日07時00分

iPhoneにさしこむ“鍵” パスワードなくすPlugAir

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 「PlugAir(プラグエア)」は、イヤホンジャックにさしこむガジェットだ。

 スマートフォンに接続すると、インターネット上にある映像・音楽などのコンテンツをストリーミング再生できる。IDやパスワードのような個人認証代わりにデバイスそのものが“鍵”の役割を果たしてくれる仕組みだ。

 2013年、音楽を楽しむためのガジェットとして始まったPlugAirだが、3年間でかなり様子が変わってきた。ファミコンカセットのような姿になったり、星野リゾートや資生堂がプロモーションのために使ったこともある。

 3月28日開催のハードウェアフェス「IoT&H/W BIZ DAY by ASCII STARTUP」(アスキー主催)で、開発元ビートロボが歴代モデルを展示した

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スマホでアナログゲームが遊べる「ピコカセット」開発中
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1980年代をイメージしたCMもつくった
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ベース基板はここまで小さくなっている

 初めはポップカルチャーを意識してカジュアルなデザインにしていたが、フォーマルな場面あるいは音楽以外でも使えるようにと、シックに変えたという。具体的には、Tシャツやロボットのようなデザインからキューブ型になった。

 ファミコンカセット型は「ピコカセット」といい、アナログゲームをスマートフォンで遊べるような仕組みにしたいということ。

 最近おもしろいのはデジタルハリウッド大学大学院だ。

 PlugAirをパンフレット代わりに出願すると、2万円の検定料(受験料)が無料になる「プラグエア出願」を実施。受験生に伝えられる情報量が多いのが大学側のメリットだ。ビートロボ浅枝大志CEOが同大学大学院の修了生という縁もあるそうだ。

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デジタルハリウッド大学院大学は「プラグエア出願」を実施
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プラグエアで出願すると検定料2万円が無料になる

 ビートロボがねらっているのは「プラットフォームの裏側」だ。

 スマホで認証が必要になるところ、つまりストア機能の代替をねらう。PlugAirをクレジットカード払いのときに使える認証キーにしようという計画も進めており、クレディセゾンからの出資も受けている。

 てっきりデジタルカルチャーのかわいいガジェットと思っていたら、背後ではこっそり金融街をねらっていたというわけ。日本というより西海岸でありそうな話に、すこしドキッとさせられた。これからに期待したい。

 ただ、次のiPhoneはイヤホンジャックが消えるという噂もちらほら。イヤホンコレクターであるわたしとPlugAirのためにはなくさないでほしいものだけど。

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次にねらうのはクレジットカードなど認証機能だ

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