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スタートアップは日本で唯一の弁護士プロレスラーに相談できるか

2016年03月12日 07時00分更新

編集部でのこぼれ話を中心に、この先のスタートアップ関連の動きをおさらい! 記事にする必要のない余計な情報、ウラ話を中心にゆる~くお届けします。

北島:『エヴェレスト 神々の山嶺』、本日から公開ですね。最近ご挨拶したスタートアップ関係者のみなさんは、我々の名刺の裏側あたりを見てもらえれば。

鈴木:数量限定だったため、名刺交換の多いわたくしは瞬殺でした。エヴェレスト名刺をもっているスタートアップ関係者の方々、レアですよ! 絶対に観に行ってくださいねー。実際に5200メートルを超える高地で撮影された、大迫力の映像をお楽しみいただけます。

盛田:はー冷凍倉庫冷凍倉庫。

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北島:迫真の都内ロケ、お疲れ様でした。

盛田:最初は「エヴェレストVR」でVR専門家に話を聞こうみたいな企画だったんですけど、気づいたら都内某所の冷凍倉庫に入っていました。

北島:一応、VRの話もあったけど、記事的にはテント内でのビジュアルが評価されてそう。

盛田:一部でご好評いただきましたね。あと広田さんの山男顔がガチすぎると一部で話題です。

鈴木:あの表情はよかった。真顔がすばらしい。昔、広田さんに週刊アスキーでLINE特集を担当してもらったときに、ブラウンのコスプレをしてもらったことがあるんだけど、あの時の真顔も素晴らしかった!

盛田:広田さん基本的にいつもアスキースマイル(歯を見せてうさんくさい笑顔をつくること)だから真顔はめずらしいかもしれない。今日はこのまま広田さんネタひっぱればいいんですか?

北島:いや、もういいですよ(にっこり)。

オープンイノベーション×弁護士プロレスラー

鈴木:先日、Crewwさん主催のスタートアップ企業と、大企業の担当者の方が集まる会に参加してきましたよ。

北島:もはや流行の「オープンイノベーション」関連のリアルイベントですね。

盛田:どんなところが来るのだろう。IT企業が多いのかな、やっぱ。

鈴木:だいたいはそうですねー。めずらしいところで印刷会社の方とかも来てましたが、気になったのは弁護士法人Nextさん。

盛田:弁護士ドットコム的な……

鈴木:ベンチャー向けのプランを用意していて、月額3万円で、2時間までの制限ありだけどビジネスプランのレビューや面談、診断書の作成をしてくれるんだって。

北島:それは安いってことでいいのかな。サービス内容気になります。

鈴木:もう始めているとのこと。安さで言えば、無料相談などもありますが、プランとしては魅力的かと。

北島:「Facebookでの事務連絡」がプランの1つなんですね。これは確かにスタートアッププラン。

盛田:ベンチャーの世界って知財特許とかコピー商品との戦いがすごいから便利なのかも。

北島:我々が取材とかで聞いているビジネスモデルなんかの話も、表に出てくるまでにこういう部分でもしっかり確認とか取っているわけですね。

盛田:あ、そっちか……ついブラックなほう考えてしまった。

北島:いや、普通にそっちの話もついでであるんじゃないかな……

鈴木:それはあるそうですねー。衝撃だったのが、Nextの在籍弁護士に現役プロレスラーの竜剛馬氏がいるそう。日本で唯一の弁護士プロレスラー。

北島:さらに斜め上な案件になってきましたねこれ。ってDDTの人なのね。納得しました。

竜剛馬 | DDTプロレスリング公式サイト

弁護士法人Next 公式サイト|支店一覧・弁護士紹介

盛田:なんかもうこんな人出てきたら絶対勝てない気がする。

北島:ニックネームの「司法闘人」もまたすごい。

ドライバーとしては色気がない自動運転

北島:先週あたりにシリコンバレーに長く在住している起業家の人とお話したんだけど、そのときに聞いたのが、自動運転の生活に根ざした利用場面が日本ではあまり出てないよねと。

盛田:日本とアメリカで自動運転の認可されるレベルがちがうんじゃなかったっけ。本当は実証実験しなきゃいけない「手放し運転」が道路交通法で規制されてて、このままじゃ自動運転車がガラパゴスカー(ガラカー)になっちゃう、みたいな問題。

北島:そっち方面の話がやっぱり多くて、実際に使われる場面とかの想定まで語られているところはやっぱりないよね。人工知能を使った画像認識や交通システムとかの話か、現実離れした未来の話が多くて、結局実際に一般のドライバーとか、将来どうやって日常使でうのかと。

鈴木:実際に使えるものとして考えるなら、もうガラカーでいいような気もするけどなー。ロボットタクシーとか実証実験が話題になりましたね。

盛田:自動運転のすごいところってさ、ドライバーがただの「乗客」になるってことなんだよね。バスや電車みたいな交通インフラが情報単位でできちゃう。情報をにぎってるグーグルみたいな企業がぜんぶ持っていく。そんなジャンルで外資企業に先を越されて日本に上陸されたら、それこそUberどころじゃない壊滅的な打撃受けると思う。ガラカーでも勝負できるならいいんだけど……

北島:まさに出てたのは、自動運転の日常は、ちょっと遠くのレストランまで恋人とUberで食べに行った帰りに、運転手は結局邪魔だから、自動運転のクルマは、結局ホテルと変わらなくなる、って想定だと。シリコンバレーのリア充の一例だけど、自動車とは関係ない各分野からの「箱と乗客」の見え方がもっとあってもいいのでは、ってことでした。

盛田:ただまあ、自動運転ってのもドライバーとしては色気がない話ではあるよね。ロボットのサポートで誰でも鬼のようなドリフトができるっていうなら楽しそうだけど。

北島:そっち方面で広げるか、あとはこれまでのスマホ同様に、動画やゲームやらのコンテンツやアプリがもれなくついてくるんでしょうね。

鈴木:運転支援だったり、衝突防止とか中間の技術から自動運転につながっていくものと、中間抜けての話が多いような。あとあと自動運転って、究極的には運転免許持ってない人もひとりでクルマ乗っていいのかな?

北島:法律的な部分で、また判断難しそうな話がついてきそうですね。免許なしで乗りたいというか、「自分で運転したくない=免許なしで乗らせてよ」って層は確実にいそうだけど。もう最後は司法闘人にプロレスで解決してもらうしかないな。

週刊アスキー特別編集ムックは3月18日(金)発売

北島:来週あたりは、SXSWでのハードウェア系の話題もそろそろ出てきそうで楽しみですね。そんな具合で恒例の予定をお知らせください。IoTとハードウェアのイベントの追加の告知が来週まだあります。まだ出ていないマル秘案件ありますのでお楽しみに。参加者も絶賛募集中です。

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鈴木:来週の予定ですが……、先週末の福岡から一気に北上して、週末に北海道へスタートアップジャパンツアーin北海道の取材に行ってきます。あとは17日に京都ベンチャーカンファレンスにも出席してきますので、飛びまくりです。

盛田:スイスの腕時計・宝飾品展示会「バーゼルワールド」に行ってきます。そしてみなさま、週刊アスキー特別編集ムックの発売記念ニコニコ生放送をぜひご覧ください。

週アス春の新生活お買い物特番、なんと6時間放送

北島:生放送は3月18日(金)の夜ですね。おかげさまで好評な紙の週刊アスキーも書店・コンビニあたりで確認できると思います。我々のゆる~いコーナーもあるので、よろしくです。

●今週の一言
盛田:DJIの最新ドローンPhantom 4(18万9000円)を予約しました。
鈴木:ひょんなことから、新しいノートPC欲しがりまくりな感じ。
北島:BAKE、favyとおいしいスタートアップ取材が最近多いです。

左から北島幹雄、盛田諒、ガチ鈴木

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