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Xperia Z5の処理性能や駆動時間をZ4/A4と徹底比較!

2015年12月02日 12時00分更新

 「Xperia Z5シリーズ」レビューの3回目となる今回は、ベンチマークと実測テストで実際の処理性能やバッテリーのもちについてみていこう。

 テストを実施したのは「Xperia Z5 SO-01H」と「Xperia Z5 Compact SO-02H」に加えて、ひとつ前のモデル「Xperia Z4 SO-03G」と、コンパクトサイズのXperiaとしてはひとつ前のモデルとなる「Xperia A4 SO-04G」の4機種だ。

左から「Xperia Z5 SO-01H」、「Xperia Z4 SO-03G」、「Xperia Z5 Compact SO-02H」、「Xperia A4 SO-04G」

  Xperia Z5 Xperia Z4 Xperia Z5
Compact
Xperia A4
ディスプレー 5.2型液晶 4.6型液晶
画面解像度 1920×1080
ドット
720×1280
ドット
画素密度 424ppi 319ppi
サイズ 72×146
×7.3mm
72×146
×6.9mm
65×127
×8.9mm
66×128
×9.1mm
重量 154g 144g 138g 129g
OS Android
5.1
Android
5.0
Android
5.1
Android
5.0
CPU MSM8994
オクタコア
(2GHz+1.5GHz)
MSM8994
オクタコア
(2GHz+1.5GHz)
MSM8974AC
クアッドコア
(2.5GHz
RAM 3GB 2GB
ROM 32GB 32GB 16GB
カメラ 2300万画素 2070万画素 2300万画素 2070万画素
インカメラ 510万画素 510万画素 210万画素
バッテリー 2900mAh 2930mAh 2700mAh 2600mAh
最大通信速度 225Mbps/50Mbps 225Mbps/50Mbps 150Mbps/50Mbps
無線LAN 11a/b/g/n
/ac(2.4/5GHz)
11a/b/g/n
/ac(2.4/5GHz)
防水/防塵 IPX5/IPX8
/IP6X
IPX5/IPX8
/IP6X
テレビ機能 フルセグ
/ワンセグ
ワンセグ
指紋認証 × ×
販売キャリア ドコモ、au、ソフトバンク ドコモ
通話時間(3G) 740分 810分 700分
通話時間(LTE) 1160分 1180分 1080分 990分

 前回も少し触れたが、Xperia Z5とXperia Z5 Compactと、前モデルXperia Z4のCPUは同じオクタコアのMSM8994(Snapdragon 810)を採用している。しかしながら、ベンチマークの結果ではXperia Z5シリーズのほうが優秀なスコアが出やすい傾向が見られた。

同じCPUなのにZ4とは性能差あり

 まずは、総合ベンチマークの「AnTuTu Benchmark 5.7.1」と3Dグラフィックのベンチマーク「3DMark 1.5.3285 Ice Storm Extreme」の結果を見てみよう。ベンチマークはそれぞれ3回計測し、平均値を記載している。外気温は23℃で、毎回5分以上の間隔をあけてベンチマークを実施した。

 スコアは上から「Xperia Z5 Compact」、「Xperia Z5」、「Xperia Z4」の順で、3モデルともCPUに同じオクタコアのMSM8994を搭載しているにもかかわらず、「Xperia Z4」のスコアが極端に低い。「Xpeira A4」は「Xperia Z3」時代のクアッドコアCPUなので順当な値だ。

 なぜ同じCPUで大きい差が出るのだろうか。Antutuのベンチマーク結果を詳しく見てみると、1コアあたりの性能を比較する「Single-thread」のスコアに差は見られないが、複数のCPUコアを活用する「整数演算」や「浮動小数点演算」、「マルチタスク」などの項目で大きく差がついている。ここから、CPUに高負荷をかけた場合の挙動に違いがあると推測できる。

総合ベンチマークテスト「AnTuTu Benchmark 5.7.1」でXperia Z5(左)とXperia Z4(右)の性能を比較

→次のページヘ続く (Z5で放熱性能は向上したか?

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