週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

少々心の強さが試される、卓上ミルワーム農場が登場

2015年11月25日 10時00分更新

 クラウドファンディングKickstarterで資金調達中の「LIVIN Farms Hive」は、ポータブルサイズの食用ミルワーム農場。スターターパックにはチャイロコメノゴミムシダマシが含まれており、オート麦や野菜くずを追加して8~9週間の準備すると、毎週ミルワームを収穫できる。スーパーアーリーバード枠はすでに完売。限定アーリーバード枠の価格は499ドル(約6万1000円)。スターターキットなしの場合日本への発送も可能で、送料込みの価格は576ドル(約7万1000円)。

 「LIVIN Farms Hive」はライフサイクル別の7段重ね構造になっており、上段に蛹を入れて交尾から産卵、孵化、成長、蛹へと変わっていくライフサイクルをスタート。ミルワームは成長するごとにひとつ下のトレーに移動していき、週にいちど収穫ボタンを押すだけでクリーンなミルワームを収穫できる。体にはカーボンフィルターを用いた換気および温度調整システムを搭載し、無臭でミルワームを育成可能だ。

 週にいちど下段のトレイにたまったゴミを除去し、ライフサイクル再起動のために上段に一部の蛹を戻す。ミルワームは6番目のトレイに達したら毎週収穫でき、その準備には8~9週間かかる。

 栄養価が高く動物性タンパク質も豊富、未来のタンパク源補給手段として注目される昆虫食が身近になる「LIVIN Farms Hive」。少々その見た目に心の強さが試されそうだが、成長が早いサステナブルな食材農場として需要がありそうだ。


この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう