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米マイクロソフトの担当者が語るSurface Bookの本当の魅力

2015年10月26日 19時10分更新

 どもども、ジサトライッペイです。10月22日、いよいよ日本での発売がが明らかになった新型Surface。発表会に登壇したマイクロソフト コーポレーション ジェネラルマネージャー、Surface&Windows Hardwareセールス&マーケティング担当のブライアン・ホール氏にインタビューできましたので、残念ながら2016年までおあずけになってしまったSurface Bookを中心に、気になる質問をぶつけてみました。

Surface
マイクロソフト コーポレーション ジェネラルマネージャー、Surface&Windows Hardwareセールス&マーケティング担当のブライアン・ホール氏。

アスキー編集部:Surface Pro 4はこれまでの継続機種ですが、新しいタイプのSurface Bookを出されたのはなぜですか?

ブライアン氏:Surface Pro 3をすごく気に入ってくれてる方が多くいらっしゃったので、Surface Pro 4はもっと気に入っていただけるのではと自信がありました。でも、Proのラインを改善し続けるだけではできないこともあります。ラップトップのフォームファクターがどうしても好きと言う方が存在します。ラップトップサイズだと、画面が大きいし、画面やキーボード部のサイドのスペースを使ってより性能を高められるので、究極の性能を求めるとどうしてもラップトップサイズのフォームファクターが必要だったのです。ただし、この2つの製品(Surface Pro 4とSurface Book)は基本的に違う製品なのですが、解決する課題としては共通点があると思います。それは、限りなく薄いフォームで性能を出して、かつ美しい見た目を保つことだと思います。

アスキー編集部:正直、今日発表会を見てて思ったのは、Surface Pro 4はなくともSurface Bookがあればいいのではと思ったのですが(笑)

ブライアン氏:(笑)ここに美しいSurface 3があって、Surface Pro 4があって、Surface Bookがあって、そして後ろには84インチのSuraface Hubがあったほうが(ラインアップの豊富さをアピールするには)良かったのかもしれませんね(笑)

アスキー編集部:(笑)ちなみにSurface BookとSurface Pro 4の価格は近いと思うのですが?

ブライアン氏:Surface Pro 4の最安価格は12万円台(米国価格899ドル)で、Surface Bookはまだ日本での価格は決まってませんが、米国価格では1499ドルからです。最安モデルで比べると600ドルの差があります。

アスキー編集部:LTEモデルがないのはなぜですか?今日本では安いSIMがとっても流行っています。

ブライアン氏:Surface 3 LTE版は日本で最初に発表しました。それが僕らが考える究極のモバイルデバイスです。最も薄いSurfaceであり、バッテリー駆動時間も長く、LTEも使えます。Surface Pro 4とSurface BookにLTEを求める声は多数聞いております。ですので、需要がないとは思っていませんし、むしろはっきりと需要はあると確信しています。でも、今の段階ではパフォーマンスと見た目の薄さや美しさに最も大きな焦点をあてて、それに向けて最適化して作ったものが今回のSurface Pro 4とSurface Bookなのです。その結果、LTEを排除したというわけです。

アスキー編集部:スペックの話ですが、CPUやGPUの詳細な型番を明らかにしていないのはなぜですか?

ブライアン氏:CPUは発表していますが(編集部注:おそらくブライアン氏はCore i5/i7などのブランドのことを指しておりますが、Core i5-6200Uなどの正確な型番は未発表)、Surface BookのdGPUはNVIDIAの標準的な製品ではなく、Surface Book用に特別に設計された製品です。

アスキー編集部:(標準的な製品で)近いものはありますか?840(GeForce 840M)とか?(笑)

ブライアン氏:知りません(笑)

アスキー編集部:知ってるはずです(笑)

ブライアン氏:知りませんなー(笑)

アスキー編集部:Surface BookのdGPUなしモデルとdGPUありモデルの性能差を教えてください。

ブライアン氏:3D性能では大きな差があります。しかし、ハイエンドゲーミングPCにとってかわる製品として開発したわけではありません。(dGPUありのモデルは)どちらかというとクリエイティブ向けの製品として開発しました。もちろん、これでゲームをするのも楽しいと思いますが(笑)ちなみに3DMarkスコアーは約3000だったような気がします。

アスキー編集部:それはSky Diverテストでですか?

ブライアン氏:ごめんなさい、実はそこまでは知らないのです(笑)

 と、こんな調子でブライアン氏とのインタビューは終始なごやかでした。この後は、なんと発表会ではお触り厳禁だったSurface Bookを特別に触らせてもらったので、続きはぜひ動画でお楽しみください。動画では、Surface Bookのキーボードの打鍵感や独自の着脱機構“マッスル・ワイヤー”とdGPU切り替えの関係などに詳しく迫っております。

■関連サイト
マイクロソフト Surface Pro 4製品ページ
米マイクロソフト Surface Book製品ページ(英語)

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