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360度イメージで夜景をキレイに残したい人必見!

リコー『THETA S』の暗所撮影性能がヤバイ

2015年10月19日 13時00分更新

リコーの全天球イメージカメラ『RICOH THETA S』。予想実売価格4万2800円前後。10月23日発売予定。

 前回はざくっとした使用感をお届けしましたが、今回は夜景撮影でのリコー『THETA S』の性能をご紹介します。 THETA SはCMOSの高解像化とともに、F2.0のレンズを採用したことで劇的に画質が向上しています。じゃあ、具体的にどのぐらい良くなったのよ?ということで、2世代目(THETA m15)とISO感度別に比べた作例をご覧いただきましょう。

THETA S(ISO 100)※画像をクリックすると5378×2688ドットに拡大にされます。

THETA m15(ISO 100)※画像をクリックすると3584×1792ドットに拡大にされます。

 ご覧の通り、THETA Sでは明らかにノイズが減っており、精細感が高い夜景写真が撮れました。

THETA S(ISO 400)※画像をクリックすると5378×2688ドットに拡大にされます。

THETA m15(ISO 400)※画像をクリックすると3584×1792ドットに拡大にされます。

 THETA Sではまだまだ建物がくっきり写っているのに対して、THETA m15ではノイズのせいか結構細部の潰れが目立ってきてます。

THETA S(ISO 800)※画像をクリックすると5378×2688ドットに拡大にされます。

THETA m15(ISO 800)※画像をクリックすると3584×1792ドットに拡大にされます。

 さすがにISO 800になるとどちらも夜空のノイズが暴れてきます。THETA m15では観覧車の時計の数字が完全に潰れました。

THETA S(ISO 1600)※画像をクリックすると5378×2688ドットに拡大にされます。

THETA m15(ISO 1600)※画像をクリックすると3584×1792ドットに拡大にされます。

 THETA m15は古めかしいデジカメで撮ったような画質に……。THETA Sでももわっとしただいぶきっついノイズが乗りますが、かろうじて観覧車の時計の数字は判読可能です。しかし、常用するならISO 400程度でとどめておきたいところ。ちなみに、THTEA SではNR(ノイズ除去)機能も使えるので最後に試してみました。

THETA S(NRオン)※画像をクリックすると5378×2688ドットに拡大にされます。

 一体今までの画質はなんだったんだ?ってぐらい、すさまじくクリアーで明るい夜景写真に仕上がりました。NR機能を使った場合、ISO感度やシャッター速度はオートになるのですが、撮影後にファイルを確認してみるとISO 100、1/2秒でした。ISO感度固定撮影時は、すべて1/8秒で固定してたので、オートよりも暗めです。オートでこのぐらいキレイな夜景写真が撮れるならあれこれ調整しなくてもイイとすら思えました。ちなみに、今回の作例はすべて万全を期して一脚に固定して撮影しました。夜景撮影時はバッグにミニ三脚などを仕込んでおくと便利でしょう。

 THETA Sは4万円超えとTHETA m15よりも1万円ほど高価ですが、この暗所性能の画質差だけで見てもお買い得です。間接照明の多い、ちょっと雰囲気の良い洒落たお店で記念撮影するときも活躍しそうです。

 アスキーはリコーの全天球カメラ「THETA」の活用を追求するコミュニティー、「ASCII THETA部」を発足しました!これからFacebookページ上で盛り上げていくので、ぜひページをいいね! してみてください。

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