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iPhone版おサイフケータイ「Apple Pay」でロンドンの地下鉄に乗った!

2015年09月26日 12時00分更新

 iPhone 6から搭載された決済機能「Apple Pay」を使うべく、筆者はこの夏、ハワイまで銀行口座を作りに行ってきました(関連記事)。

 米国に続き、英国でも2015年7月からApple Payが開始。英国の銀行が発行するクレジットカードやデビットカードを登録し、NFCを利用した決済に使えるようになりました。

ロンドン中心部のピカデリーサーカス。Apple Payを設定済みのiPhone 6だけで、地下鉄やバスに乗れるようになった

 今回は9月上旬にロンドンを訪れる機会があったので、さっそくApple Payを試してきました。

オイスターカードの代わりにApple Payを使える

 ロンドンでは非接触型ICカードとして「オイスターカード」が広く使われています。オイスターカードはSuicaのようなプリペイド式ですが、PayPassなどの非接触型の決済手段にも対応しており、2015年7月からはApple Payにも正式に対応しました。

ロンドンの地下鉄は日本と同じく、入場と出場の両方に自動改札がある。最も基本的なゾーン1の切符は現金で4.8ポンド(約894円)と非常に高いが、オイスターカードなら2.3ポンド(約428円)で済む

改札機の黄色いリーダーにオイスターカードを当てると残高から料金が引き落とされ、ゲートが開く。認識には2〜3秒かかり、Suicaよりは確実に遅い

 Apple Payで改札を通るには、あらかじめiPhoneのPassbookアプリを開いて使用するデビットカードなどを選択し、指紋認証を終えた状態にしておきます。そこから1分以内にリーダーにタッチすればOKとのこと。

改札の前であらかじめApple Payの指紋認証を終えておき、1分以内に黄色いリーダーにタッチする、というのがロンドン交通局が推奨する乗り方

 ロンドン交通局は、米国で発行されたカードが使えることを完全には保証していないものの、筆者が持っているファーストハワイアンバンクのデビットカードは問題なく使えました。

 なお、Apple PayはiPhoneのバッテリーが切れると機能しなくなり、その状態で車内検札を受けるとペナルティーの対象になり得るため、改札を通る前には十分な残量があることを確認する必要があります。


(次ページでは、「上限制のキャップが便利!」)

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