2015年09月08日22時30分

回転UIが快適な『Gear S2』実機レビュー 日本語キーボードや他社製Androidスマホに対応:IFA 2015

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 サムスンは、スマートウォッチの最新モデル『Gear S2』をベルリンで発表しました。ディスプレーは円形に、そしてそのディスプレー周囲のベゼル部分を回して操作できる“ロータリーUI”が特徴的。3G内蔵モデルも提供されます。しかも、日本語入力にも対応!

『Gear S2』
↑完全に生まれ変わったスマートウォッチ『Gear S2』。

 従来のサムスンのスマートウォッチは角形のディスプレーで、ボタンをひとつ搭載したUIを採用。しかし、今回発表されたGear S2ではディスプレーは円形に、そしてボタンは2つを搭載。さらに、新たにディスプレー周りのベゼルを回転させるUIを採用しました。革ベルトにシックなデザインの『Gear S Classic』、樹脂製ベルトにスポーティーなデザインの『Gear S2』、そして同モデルに3Gを搭載したものの合計3種類。3GモデルはプラスチックのSIMではなく内蔵型の“eSIM”を搭載します。

『Gear S2』
↑Gear S2 Classicの外観。

 まずはGear S2 Classicから。ディスプレーは円形1.2インチで、Moto 360などより若干小ぶり。そのぶん腕にはめていても存在感が目立たず邪魔になりません。ブラックな仕上げも高級感があります。

『Gear S2』
↑右側面には2つのボタン。

 Gear S2の本体右側にはホームと戻るの2つのボタンを備えています。とはいえ主な操作はほとんど“ディスプレー周りのベゼルを回転させる”、“画面をタッチする”でこと足ります。今までのGearシリーズ同様、戻るの操作は画面を上から下へスワイプすることでも可能です。

『Gear S2』
↑心拍センサー内蔵、ベルとは交換式。

 本体背面には心拍センサーを内蔵して常時計測が可能。ベルトは市販の腕時計用の22ミリのものに交換できます。充電端子はなく、充電する際は付属のワイヤレス充電台に載せます。電池の持ちは2日間とのこと。

『Gear S2』
↑ベゼルを360度回転させて画面を切り替え。

 ディスプレー外周のベゼル部分はそのままくるくると回ります。これを回すことで、時計表示のホーム画面からほかの画面に切り替えることができます。

『Gear S2』
↑左に回すと通知、右に回すと好みのアプリ。

 画面を見ると上の中央にチェックマークのようなものが見えますが、これが時計表示画面。左側に4つの点が見えますが、これは4つの通知画面があることを意味しています。ベゼルを左に回すと、スマートフォンからの通知が表示されます。一方右側には自分のよく使うアプリを登録しておくことが可能。この画面では右側に10個の点が見えますから、つまり10個のよく使うアプリが登録されているわけです。

『Gear S2』
↑回転操作はスムーズ。

 ベゼル部分はまるでベアリングを内蔵しているかのようにスムースに360度回転できます。回すごとに画面が小気味よく切り替わっていきます。

『Gear S2』
↑アプリを選んだら画面タッチで操作。

 ディスプレーはタッチパネルなのでアプリを選んでそこから先はタッチで操作します。

『Gear S2』
↑画面スクロールもベゼルを回転させる。

 メールやメッセージ、スケジュールなどは、表示したい項目をタッチ。本文を読みたい時はベゼルを回転させることで画面を上下にスクロールさせることができます。もちろん指先の上下スワイプでもスクロールできますが、それだと画面を触るので表示が見えません。ベゼル回転操作なら、画面に触れることなくスクロールが可能なわけです。

『Gear S2』
↑ホームボタンクリックでアプリ画面に。

 今までの操作がAndroidスマートフォンでいえば、ホーム画面の操作。Gear S2のホームボタンを押すと、アプリ一覧画面がでてきます。こちらは全アプリが表示されます。アプリは9個+次のアプリの10個のアプリが円形アイコンでディスプレーの外周に沿って並びます。切り替えもベゼルを回して好きなアプリを選び、画面中央をタップして起動可能。8個の小さい円形の色アイコンの“次のアプリ”アイコンの先は、次の画面に自動的に切り替わります。

 ベゼルをかなり高速に回転させても追従して画面が切り替わる様を、動画でご覧ください。

『Gear S2』
↑Galaxy以外にも対応。

 これまでのGearシリーズはサムスンのGalaxyシリーズのみ対応でしたが、Gear S2はAndroid 4.4搭載のスマホなら他メーカーのものでも利用可能になりました。なお、Gear S2の管理はスマホ側のアプリを使います。Gear S2へのアプリのインストールもこの画面の“Samsung Gear Apps”を起動、専用のアプリストアを起動すればOK。なお、デモ機ではまだこのストアは“準備中”で起動できませんでした。

『Gear S2』
↑アプリ画面でのアプリの位置の入れ替えも自由。

 Androidスマホ同様、Gear S2ではよく使うアプリを自分でホーム画面並びに登録しておき、時計の画面からベゼルを右に回してすぐに起動可能。すべてのアプリはアプリ画面から起動できます。このアプリ画面はアプリが多いと目的のアプリを探すまでベゼルをどんどん回転させていかねばなりませんが、アプリの並び順を自由にカスタマイズできます。すなわち利用頻度の高いアプリの順番に並べたり、アプリのカテゴリに沿ったアプリの並べ方に変更したりといったことができるのです。

『Gear S2』
↑本体は多言語対応、文字入力もできる。

 Gear S2は多言語対応とのこと。ペアリングするスマホ側の言語に自動設定されるそうです。これまでのGearシリーズでは接続するスマホのロケールを日本語にするとGear側も日本語になったことから、日本語表示もできます。また画面をタップしての文字入力も可能で、設定項目にはキーボード設定もあります。

『Gear S2』
↑日本語キーボードを選択可能!

 キーボード一覧から“Samsung Keyboard”を選ぶと言語一覧が出てきますが、ベゼルを回して検索してみると、なんと日本語が入っています。

『Gear S2』
↑10キー入力で日本語が入力できる。

 日本語キーボードは10キー配列。画面が狭いこともあってかフリック入力ではなく、携帯電話の10キー入力と同じトグル入力に対応。画面が狭いため快適な入力はできそうもないのですが、ちょっとした返答や、地図検索のときに地名を入れる程度なら使えそうです。

『Gear S2』
↑スポーティーな『Gear S2』。

 こちらのモデルは樹脂バンドを採用するGear S2。スポーツをするときにもいいでしょうし、カジュアルな服装にも似合います。なお本体は土台もIP68の防水防じん対応。

『Gear S2』
↑ベルトは専用のものを提供。

 こちらの方がホームボタンと戻るボタンがよくわかりますね。なお、Gear Sのベルトは市販の腕時計用は利用できず、専用のものが発売予定。サムスンからは7種類のカラーが、またサードパーティー製品が続々登場予定とのこと。

『Gear S2』
↑グレーモデル。このモデルはeSIM対応版。

 Gear S2にはデフォルトでホワイトとグレーの2色が用意されます。そしてこちらは“eSIM”内蔵のバージョン。ぱっと見ると通常版Gear S2と変わりません。

『Gear S2』
↑本体はちょっと厚みが増す。

 eSIMとは組み込み型SIMのことで、一般的なプラスチックのSIMを内蔵していません。通信キャリアから直接SIM情報が書き込まれます。そのため現時点では販売キャリアは未定とのこと。また本体の厚みは3Gモジュール搭載のためか、通常版よりやや厚くなっています。

『Gear S2』
↑通信設定には携帯電話同様の設定も。

 設定画面を開くとeSIM版には“Mobile networks”と言う項目があり、スマホ同様にネットワークの切り替え設定などのメニューが用意されています。

『Gear S2』
↑単体で通信も可能なのは魅力。

 APN設定なども備えています。eSIM版はスマートフォンと接続しなくても単体で利用できるので活用範囲が広がります。ただし現時点では対応キャリア、販売国はアナウンスされていません。

『Gear S2』
↑ベルト交換で好みの外観に変更。

 デザインとカラーで3種類のモデルががるGear S2シリーズ。10月の発売時には交換ベルトも販売されるので好みのカラーに着せ替えも可能です。

『Gear S2』
↑ワイヤレス充電で簡単に充電可能。

 先に書いた通り本体はワイヤレス充電が可能。充電台に横向きに置くだけで充電できます。充電中はこのようにディスプレー表示も横向きとなります。

『Gear S2』
↑デザインと使いやすさは全く別物、日本発売希望。

 今までのGearシリーズとはデザインも使い勝手も大きく変わったGaer S2とGear S2 Classic。ベゼルをくるくる回すUI操作は本当に快適でした。各社のAndroidスマホに対応したということから、ぜひ日本でも発売してほしいところです。

(2015年9月7日23時57分追記:日本語UIの動画を追加しました。)

●関連サイト
Samsung Gear S2該当リリースページ

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