週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

1万円防犯センサーがちょっと欲しい 侵入者スマホに通知 セキュアル

 わが家は賃貸マンションである。防犯設備はまだない。

 一度泥棒に入られた経験があるし、必要性は感じるのだが、大手ホームセキュリティーの商品は高いのだ。たとえばセンサーを使った簡単な防犯システムでも、初期費用5万円、そして月額4600円というランニングコストがかかる。

 かくして二の足を踏んでいる人びとに向けた防犯サービスが最近増えている。

 クラウドファンディングのMakuakeで17日から資金募集を開始した、貼るだけ防犯システム『セキュアル』(Secual)もその1つだ。初期費用は1万円台から、月額料金は980円。こみいった工事もいらない。

 使い方は、センサーを窓やドアに貼り、専用ゲートウェイをコンセントプラグにさしこんでおくだけ。家に不審者が入ると、ばかでかいアラートで警告し、ゲートウェイが登録先のスマホアプリに情報を通知する。

secual
セキュアル(センサー部)
写真:YouTube
secual
セキュアル(ゲートウェイ部)
写真:YouTube

 清潔なデザインも特徴的だ。良品計画(無印良品)の空気清浄機やモバイルバッテリーなどを手がけた、みやけかずしげ氏をプロダクトデザイナーに起用した。

「これまでのホームセキュリティ商品は機能は十分でも、製品としての分かりやすさや、居住空間に相応しい外観かどうかという点が、導入する上でのハードルになっていたケースは少なくないと感じています」(みやけかずしげ氏)

 なお、センサーはBluetooth Low Energyでゲートウェイと通信し、ゲートウェイはWi-Fi経由でスマホに通信するしくみ。自宅にはWi-Fi環境が必要になる。

 センサーのサイズは幅70×高さ70×厚み8mm、ゲートウェイは幅50×高さ70×厚み25mm。センサーはコイン形リチウム電池(CR3032)2つで700日ほど使える。

secual
スマホアプリで情報をうけとる
写真:YouTube

 月額980円の防犯カメラ『セーフィー』(Safie)、ワンコイン防犯を謳うプリンシプルの『SMART ROOM SECURITY』などがホームIoTまわりでがんばっている、ホームセキュリティー市場に新星登場といったところ。

 デザインがいいという理由で物欲アンテナがピーンと立ってるんだけど、それだけで買ったら怒られるかなあ、やっぱ。

■関連サイト
セキュアル(Secual)

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう