2015年08月06日10時30分

演奏できるスーファミや次世代型オルゴールなども登場 Maker Faire Tokyo 2015レポ

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 モノづくり愛好家“メイカー”のための祭典「Maker Faire Tokyo 2015」が8月1日~2日に東京国際展示場で開催。レポート後編は、会場で見つけた音楽関連のガジェットをご紹介します。
※これまでのレポートを見ていない人はこちらもどうぞ。前編はコチラ中編はコチラ

Maker Faire Tokyo 2015

『演奏できるスーパーファミコン2』

 nicobowさんがスーパーファミコン本体を楽器に改造。コントローラーのボタンを押すことで音楽を奏でられます。まずは、実際の演奏の様子を以下の動画からどうぞ。

 これ、見た目はほんとうに何の変哲もないスーパーファミコン。でも、内部にはARM系の小型マイコンボード“mbed”が入っていて、コントローラーの入力読み取りとソフト音源の役割を担っています。

 ブースにはコマンド表も置いてあり、それを見ながら試すこともできました。筋金入りで不器用なため複雑な曲は弾けませんでしたが、「ファミマ入店音」とか「マクドナルドのポテト揚げるやつの音」とか、単純で楽しめます。

Maker Faire Tokyo 2015
Maker Faire Tokyo 2015

『CANADEON(カナデオン)』

 スリックが開発する、楽器として演奏可能な“次世代型オルゴール”。MIDI端子を搭載しており、PCやMIDIキーボードから発音をコントロールできます。

Maker Faire Tokyo 2015

 一般的なオルゴールは、ゼンマイを動力源に円筒や円盤が回転して針で櫛歯(振動板)をはじくことにより、音楽を奏でています。一方、CANADEONの動力源は電気。PCやMIDIキーボードからの信号で“ソレノイド”という部品が動作すると、ソレノイドにつながっているロッドが引き寄せられ、爪が動いて櫛歯がはじかれます。

Maker Faire Tokyo 2015

↑写真中央にある青と白色の部品がソレノイド。これが動作するとロッドが引き寄せられ、それにより爪が動いて櫛歯がはじかれ、音が出る仕組み。

 CANADEONは80音階の櫛歯を搭載していて、低音から高音まで幅広い演奏が可能。電力により動くため、どんなに長い曲でも演奏できるのも魅力です。また外部出力(LINEOUT)端子もあり、アンプやアンプ内蔵スピーカーに接続することもできます。

Maker Faire Tokyo 2015

 スリックが技術協力し、似たような仕組みをもつブラザーの『Primotone(プリモトーン)』という製品がありますが、お値段が約68万円という高級品。CANADEONは発売時期・価格ともに未定で、発売に向けて需要の見極めをしている段階とのことでした。

『ピアノに合わせて歌うマシン』

Maker Faire Tokyo 2015

 foxcageさんが開発したリアルタイム演奏追従システム。電子ピアノの演奏の打鍵情報をMIDIで取得してお手本の楽譜と照合することにより、いま楽曲のどこをどのくらいのテンポで弾いているのかを推定。電子ピアノの演奏に合わせて、VOCALOIDで作成した歌声が変化します。詳細は以下の公式動画で確認できます。

 上記の動画で紹介されているのは、この仕組みを応用した「拡張現実で表示したCGキャラクターが演奏に合わせて歌うシステム」。ブースでデモ演奏をしてもらいましたが、ピアノを速く弾くと歌声も速くなり、ゆっくりと弾けばゆっくりとした歌声になります。まるで初音ミクとコンビを組んでライブ演奏をしているような気分を味わえそうです。

Maker Faire Tokyo 2015

 ブースにはほかにも、リアルタイム演奏追従システムを実装したRaspberry Piを内蔵し演奏に合わせて歌う人形の試作品も展示されていました。PC版と同等の演奏認識性能をもちながらローコストなのがポイント。

 現状では紙製ですが、将来的には3Dプリンターを利用してプラスチック製にすることを考えており、演奏に合わせて動くといったギミックも検討中とのことでした。

Maker Faire Tokyo 2015

『MMI(Musical Mechanical Instruments)』

Maker Faire Tokyo 2015

 KIMURA(TASKO inc.)とTomoaki Yanagisawa(Rhizomatiks)のユニットによる作品。ギターの“オート・オートマタG”、ベースの“オート・オートマタB”、ドラムの“セミ・オートドラムD”、ボーカルの“モーリさん”からなるロボットマシンバンドです。演奏の様子は以下の動画からどうぞ。

 各メンバーの動きはPCからコントロール。ドラムに関しては人間との共演も可能だそうです。会場では、あらかじめプログラムされた演奏を一定間隔で繰り返していました。今回は背景が雑然としていて若干パッとしませんが、ステージ上にちゃんと設置されるとカッコよさそうです。

■関連サイト
Maker Faire Tokyo 2015 | Make: Japan

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