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迷惑メールついに減りはじめる シマンテック調査

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写真:notorlousxl

 超・超・超・朗報だ。やつらの力が弱っている。

 メールボックスをふくらませる悪魔こと迷惑メールの割合が、ついに5割を切ったことが判明したのだ。セキュリティーソフト『ノートン』のシマンテック最新月次レポートによれば、全メールに占める迷惑メールの割合は減少傾向にあった。

 4月に52.1%、5月には51.5%。そして6月に入って49.7%と、ついに50%を割り込んだ。迷惑メールの割合が50%を切るのはここ10年で初めてのことという。なお迷惑メールによる影響が大きかった産業は鉱工業、製造業、建設業の順。

symantec
図版:シマンテック

 しかし喜んでばかりはいられない。迷惑メールが減少する一方、マルウェア、ランサムウェアなどによる攻撃は増加傾向にある。

 シマンテックではソーシャルメディアのシェアについても調べているが、人間の手によるシェア(共有)は約8割、残る2割は業者による水増しやアカウントの乗っ取りなどによるものということだ。

 この世のあらゆる悪と同じように、ただ単に「やつら」があらわれる場所が変わっているだけなのかもしれない。そう考えると暗澹たる気分になってくるが、ひとまずメールボックスの悪夢から解放される日は近そうだ。

●関連サイト
シマンテック 月次セキュリティレポート

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