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市場のスマートウォッチ10製品に脆弱性ありとの調査報告、米HP調べ

2015年07月27日 17時00分更新

 市場で販売されているスマートウォッチ10種類に、何らかのセキュリティーの脆弱性があったという調査報告を、米ヒューレット・パッカード(HP)が発表した。なお、今回調査が行なわれたスマートウォッチ10種類の具体的な機種名は明らかにされていない。

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 HPの調査によれば、市場で販売されているスマートウォッチの90%は「傍受できる状態」で通信しており、70%は「母機となるスマホとの間で暗号化をかけずに通信」、30%は「“アカウントハーベスティング”によってIDやパスが外部に漏れる」可能性があるとしている。さらに20%は「本体が盗まれた際に内部のデータが盗まれる」可能性があり、30%は「PINかパターンによる単純なスクリーンロックしかなく」、アカウントロック能力がないことが判明した。

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 スマートウォッチには名前や住所、生年月日、体重、性別、心拍数や健康など重要な個人情報が入っており、HPはこの結果を発表することで、メーカーに情報を守れるよう早急な対策を求めている。

 また、スマホ内の個人情報は生体認証やパスワードでガッチリ保護していても、うっかり腕のスマートウォッチを外して置き忘れてしまったら元も子もない。ついやってしまいがちなミスが大問題になりそうなスマートウォッチ、アナタが腕に付けている製品はだいじょうぶ?

■関連サイト
Hewlett Packard(PDF)

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