2015年07月22日19時00分

熱帯夜を快適に過ごす42個のファンを搭載する超空冷パソコンを作ってみる【第三夜】

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 どもども、ジサトライッペイです。7月26日に秋葉原のCAFE EUROで開催する1日限定カフェ『ASCII.jp CAFE~ジサトラ 夏の爆買い祭』でお披露目する予定の、42個のファンを搭載する超空冷パソコン『大風連丸』の制作を始めてから早10日。イベントまで、あと4日というところにきていよいよ作業は大詰めです。今回は組み立ての様子からファン取り付け用の穴空け作業までご紹介します。

大風連丸

 アルミフレームを【第二夜】で紹介した“Tロック”システムで組んでいきます。しっかり固定すれば、がっちりはまりちょっとやそっとの衝撃ではびくともしません。

大風連丸

  250(W)×500(D)×500(H)mmのメインフレームが組み上がりました。これとは別に左右のウイングパネルも組み立てます。

大風連丸

  ウイングパネルに14cmファンをセロハンテープで仮止めして、ファンのネジ穴にペンで印をつけていきます。

大風連丸

  こんな感じでメインフレームにもネジ穴をマーキングしていきます。

大風連丸

 そして穴空け用の秘密兵器、ボール盤の登場です。今回購入したのはレクソンの『小型ボール盤 DP2250R』です。1万円台前半で買えるお手頃モデルです。ドリルチャックと固定台座、ハンドルレバーを装着すれば組み立てられるので初心者でも安心。のはず。

大風連丸

  動作音がうるさく、アルミのくずがたくさん出るので作業場所を移動します。深夜の撮影スタジオです。撮影スタジオといっても今夜は、カメラマンも照明もなく、あるのはボール盤とアルミフレーム、そしてボール盤作業ビギナーの僕だけです。孤独な戦いになってきました。

大風連丸

  ドリル刃は別売だったので、秋葉原で買ってきました。ボール盤作業は、穴空け→ネジ用の刻み付けという工程を踏むため、M3やM4のネジ穴を刻めるものをチョイス。

大風連丸

  ボール盤が納品時点で結構オイルまみれだったので、秋葉原で作業用グローブ(1000円ぐらい)を買ってきました。これでアルミくずを払うときなどのケガも防止できます。(2015年7月22日20時39分追記:ボール盤などの回転する機材を使用する際は本来は手袋厳禁のようです。巻き込まれて事故になる可能性があるので、みなさまは絶対にマネせぬようお願いします。)

大風連丸

 ボール盤の作業効率を上げるために、余ったアルミフレームで何度か試し、高さや回転数を最適なところに調整しました。なんとなく、ここらへんがジャストかなというところで、台座や高さを固定し、いよいよ本番です。先ほど組んだアルミフレームを分解し、マーキングした部分めがけて穴を空けます。

大風連丸

 調整した甲斐あってか、いとも簡単に“ぬるり”と穴が空きました。

大風連丸

 確認してみるとしっかりフレームを狙い通りの深さで貫通していました。

大風連丸

 しかし、マーキング位置の中心点からは微妙にずれており、1mm以下の誤差は今の僕の技術では致し方ないだろうという結論に。よく見ると穴のえぐり方も一定ではなく、“ある程度の垂直貫通”はボール盤で担保されていますが、それに沿ってさらにネジ用の刻みドリルで調整するのはかなり難しいし時間もかかると思い、ファンのネジ止めはあきらめることにしました。

大風連丸

 そこで、結束ケーブルの出番です。これなら多少穴がずれていてもケーブルの長さである程度カバーできます。

大風連丸

 ペンチで穴の隙間から結束ケーブルを引っ張り、一個ずつ巻いていく地道な作業が続きます。ここまで作業して思ったことは、「PCケースメーカーってスゴイ、ていうか大量生産スゴイ」です。モノをイチから作ってみると、効率良くモノができあがり、それが効率良く市場に出ていくというシステムのスゴさに感動します。そうやって低コスト化し、他社と競争することで新たな技術を培い、また良いモノを作っていく。嗚呼、なんと素晴らしいことか!と夜中に奇声を発するほど、素直に感動できるので、みなさんもPCケースをイチから作ることをオススメしたいです。

 さて、次回はPCのシステム部を組み込み、実際にファン42個を動作させる予定です。お楽しみに!

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