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アップル決算はiPhone大躍進、iPad低迷、Apple Watchは不明:2015年Q3

2015年07月22日 11時30分更新

 アップルは7月21日(現地時間)、第3四半期決算を発表。ハードウェアとサービスの収益は496億500万ドル。昨年同期比で33%の増収で好調をアピールしています。その結果を牽引したのは、昨年同期比59%増に伸長した313億6800万ドルに及ぶiPhoneの収益。Macも9%増(60億3000万ドル)、サービス(AppStoreなど)も12%増(50億2800万ドル)と堅調です。

 一方、気になるのはiPadの状況です。iPhone好調の裏側で明確に売り上げを落としており、昨年同期比23%減。ややショッキングな数字ですが、そもそもタブレット市場は買い替えサイクルが長いと言われているうえにiPhone 6 Plusの投入により多少なりとiPadの市場は侵食されていることを考えると、想像できる展開ではあります。

カテゴリ別の収益推移(昨年同期比比較)
アップル2015年Q3決算
国別の収益推移(昨年同期比比較)
アップル2015年Q3決算

Apple Watchは出荷数、売上げともに依然不明

 そして、気になるAppleWatchの状況は、具体的にはまったく明らかになりませんでした。
 アップルが発表したリリース文のタイトルにこそ「iPhone, Apple Watch, Mac & App Store Drive Revenue Growth of 33%」とあるものの、実際のApple Watchの結果は”その他”(Other Products)扱いで非公開です。Other Productsには、iPodやBeatsのヘッドホン、Apple TVといった製品やアップルストアでのサードパーティ製品の売り上げが含まれます。
 なお、このカテゴリはQ3で49%増の26億4100万ドルの売り上げで、昨年同期比でざっくり10億ドル近くの増収になっています。 

 続く第4四半期は、新型iPhoneなどの投入時期に重なります。この好調をどう維持していくのか。次のiPhone 6sがヒットするのか含めアップルの次の展開が気になるところです。

アップル2015年Q3決算
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