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ドラファン開発通信:オートプレイ機能の開発者によるプレイヤー別オススメ設定を紹介!

 みなさんこんにちは!ドラファンの開発総責任者の松田です。
 ご好評頂いている、トイディア開発者のリレートークのお時間です!今回はトイディア副代表、ドラゴンファングのゴットファーザー(名付け親)澤田の登場です。彼は私のSEGA時代の同期であり、私の魂的な最高の相棒です。ゲームを愛する職人として、トイディアを支える大黒柱となっています!

 タイトル名である『ドラゴンファング』や主人公の『ドラン』などの名前についても社内全員で議論して決めてきたのですが、最終的には、澤田が出したアイデアが採用されるという名付けの名人でもあります(笑)。

 提案型の最強クリエイター。澤田のゲームにかける意気込みをどうぞ!

 初めまして、トイディア副代表の澤田です。ドラファンVer.2の各機能の開発者がリレーでお届けする、このシリーズ。今回は、私が担当した便利機能、オートプレイと妖精ボタンについて書かせて頂きます。個人的にも待望の機能追加になりました。開発当時を振り返りまして、お話させて頂きます。

スマホ時代のお手軽ローグライクを、もっと気楽に

ドラファン開発通信

 そもそもの話になりますが、ドラファンはスマートフォンで遊ぶ新しいローグライクゲームの提案として、如何に手軽に遊んで貰えるかを掲げて、UIや操作感を突き詰めて開発されました。その為に選んだ縦持ち画面であり、タッチのみでの移動や攻撃などが、現在のドラファンになります。このこだわりについては配信後に、実際に遊んで頂いたプレイヤーの皆様からも、ご好評頂いております。
 その土台の上で、各種の魅力あるファングやおもしろいイベントダンジョンの構成やギミックなど、過去この連載でもご紹介させて頂いたとおりゲームとしての奥深さを加えて、プレイヤーの皆様にお届けしてまいりました。
 ですが、その一方でどこまで行っても“一手一手どこに移動するかが重要なゲーム”ですので、どうしても1回のダンジョンプレイが長くなります。もちろん、ローグらしい手に汗握る戦いや攻略をするときは、時間をかけてプレイして頂けると思いますが、ちょっとしたスキマ時間にプレイするには、どうしても腰が引ける面倒さを内在しております。
 例えば、通勤時間や休憩時間などに、折角回復したスタミナを無駄にしないように、イベントチケットやメタボを集めたりする時には、もっと“気楽”にプレイして貰いたい。そんな思いから、「オートプレイをVer.2に入れよう!」という事で、開発がスタートしました。

あなたが使いたいのは、かしこいドラン?それともお馬鹿なドラン?

ドラファン開発通信

 さて、そんなこんなで開発の始まったオートプレイですが、重要なのはドランのAIになります。よりかしこいドランをつくろうとすれば、ローグライクのいわゆる文法(敵を引き寄せて攻撃)やモンスターの全ての行動パターンを考慮して歩いたり(ガーガンに対して射線をずらして移動する)、はたまたHPが減っているから先にあっちのタマゴ岩を矢で壊して…。などなど、考える事がいっぱいなのがローグライク。

 そこで、ちょっと立ち止まって考えました。
 はたして、さまざまな状況において全てのプレイヤーが納得する答えを出す必要が有るだろうか?実はそこを考えるのはプレイヤーのこのゲームの一番楽しい部分であり、人それぞれの正解があるんじゃないだろうか?
 それならば、あくまでも便利機能の立場から考えて、とにかくシンプルな行動パターンだけの方が、挙動を想像しやすいし、このオートのドランはお馬鹿だなぁと思って、どんなファングを装着してあげたらスイスイ冒険するだろうといった親心のような楽しみが湧くのではないか。そんな発想から、今のひたすら敵や出口に向かっていく猪突猛進お馬鹿ドランは誕生しました。

 ただ、誕生当初はあまりに考えなしにし過ぎてしまって、まるでマグロの様に同じ部屋を順番にぐるぐる巡回して“竜の時”を使い果たしてしまう、そんな大変なお馬鹿さんのときもありました(それはそれで愛らしいわけでしたが)。

お気に召すまま、使い方はご自由に

ドラファン開発通信

 さてさて、ということでドランのAIの方針は決まりました。ですがオートプレイはプレイヤーによってそのニーズが違ったりするのも容易に想像できます。
 例えば、
・ボスフロアまではオートでお任せで、最後のガチバトルは自分で!
・クリア報酬チケット集めをひたすらしたいから全部自動でクリアして欲しい!
・妖精さんの大ファンだからデモは飛ばせない! などなど。

 そこまでいくと、さすがにAIで判定不能です。というか、そこまで空気読む、気の利くドラン…コワイですよね。
 ということで、たくさんではないのですが、オートプレイ利用時の設定項目を作りました。通常は、わかりやすさ優先で標準もしくは全自動で選べますが、こだわる方はぜひカスタムを押して自分のお気に入り設定を探してみてください。コチラの設定は、アイテム画面→メニュー→プレイ設定 にて設定可能です。
 簡単にですが各種項目をご紹介します。

1、 敵を全て倒す

 部屋にいる敵を全て倒すまで次の部屋(階段)に行かない設定ができます。逆に早くクリアしたいときははずすと、進行上にいない限り無視しますので時間短縮になります。

2.、アイテムを拾う

 こちらも部屋に落ちているアイテムを全て拾うまで次の部屋(階段)に進まない設定が出来ます。1と同様に早くクリアーだけしたい場合はチェックをはずすと時間短縮になります。

3、階段自動移動

 階段及び、出口に辿り着いた場合、チェックが入っていると自動で先に進みます。完全にダンジョン周回目的の場合は、設定しておくと便利です。

4、デモスキップ

 おなじみ妖精さんのストーリーデモを自動でスキップするか設定できます。こちら既に何度も見ているから必要無いときなどはチェックしてご設定下さい。

そして生まれた『妖精ボタン』

 ということで、カスタム機能も備え、なんとか形になってきたオートプレイ。それを眺めながらふと思い立ちました。これって少々お馬鹿とはいえ、何をしていいかわからない初心者プレイヤーにとっては、“敵を倒す”、“アイテムを拾う”、“次の部屋へ向かう”、“階段を降りる”といった基本プレイを教えてくれているガイドのようにならないか。とはいえ、全部オートで進んでしまったら、それこそよくわからない内に冒険は終わってしまう…。
 そうだ、「次の一手だけプレイしてくれるボタン」というのはどうだろう?なんたって、ドランの相方は“導きの妖精さん”!なので、このボタンは妖精さんPRESENTSの『妖精ボタン』!という流れで思い立ち、実装してしまいました。

 実はこの機能、そもそもVer.2の内容として当初想定していた機能ではなくて、私がとにかくつくってみた!どう?といった開発提案型の機能だったのです。少人数であるが故、それぞれのアイデアをスピード感をもってまずは形にする。良い案は採用、ダメだったら無くすし、もっと良い意見が出れば改良する。そんな形で各スタッフが考えて形にした結果が、今お届けしているドラファンなのです。つまりは以前この連載でもご紹介した岩田の“岩”しかり、デザイナー大山の“こだわり”だったりするわけです。

 ちなみに、この妖精ボタンは前述の初心者ガイドだけでなく、ドラファンを既にプレイされている方にも、通常プレイを楽にする便利ボタンとしての機能に兼ね備えておりますので、ぜひお試しください。

ドラファン開発通信
↑妖精ボタン左配置
ドラファン開発通信
↑妖精ボタン右配置

 前述のプレイ設定にて、スマホを操作する手に合わせて左右のどちら側にも配置可能な親切設計です。

今日もドランはダンジョンへGO!

 さてさて、つらつらと開発当時を振り返って書かせて頂きました。どうでしょう?オートプレイと妖精ボタンは使って頂けてますか?私は使ってます。隣の席の岩田も使ってます(笑)。

 「今日はちょっと仕事で疲れたから、ドロップ2倍もきてるし、オートで回しておくか。でも、お馬鹿だから敵に囲まれて、自動停止してたら助けてやらないとな。」
 なんて事を考えながら、より快適なドラファンライフを楽しんで頂ければ幸いです。

 さて次回は、今回のVer.2配信にあたって、竜人結界やら新規UIやら新タイトルなどで八面六臂(はちめんろっぴ)の活躍となりました、我らがアートディレクター大山が、そのコダワリをお話します。ぜひお楽しみに!

■関連サイト
ドラゴンファング 公式サイト
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『ドラゴンファング』
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