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あれ、意外とリア充? アンケート調査でわかったスマホゲーマーの恋愛事情

2015年06月07日 13時00分更新

 みなさん、こんにちは。ユージンです。『週刊アスキー 1030号』に掲載させていただいた角川アスキー総合研究所の『メディア・ライフスタイル調査2015』(調査協力者1万35人)の結果を基にしたグラフが、かなり興味深い結果だったのでご紹介させていただきます!

●コアユーザーは“お母さん”!?

 まずは、“男女・年代別スマホゲームの利用時間構成”のデータから。

スマホゲームに関するグラフ

 これは、男女と年齢別にスマホゲームを1日にどれくらい遊んでいるかを集計したものです。

 注目したいのが、10代男性と30代、40代の女性。何と1日に2時間以上ゲームをする割合が高いのは女性なのです!(10代男性18.3%、30代女性20.8%、40代女性20.3%)

 子供のころにお母さんから「ゲームばっかりしてないで、勉強しなさい!」とよく怒られましたが、もう怒れないかもしれませんね。

●年代問わず遊びやすいスマホ

 
続いて”男女・年代別端末ごとのユーザー数の割合”というデータ。

スマホゲームに関するグラフ

 30代、40代女性がスマホゲームをプレイしていることから想像できましたが、携帯型ゲーム機や据置型ゲーム機と比べて、どの年代でもユーザー数の割合が高いです。20代では男性のスマホ・タブレットのユーザー数の割合が37.2%なのに対し、女性は43.8%とかなり高く、女性のほうがゲームに触れていることが多くなっているのかもしれません。

 また、大人になればなるほどゲームから離れていくのは想像に難しくないですが、スマホ・タブレットでは、ユーザー数の低下率が他の端末ほど大きくはなく緩やかになっています。

●男性は“時間”に課金する

スマホゲームに関するグラフ

 注目の“男女・年代別スマホゲーム利用者における課金者の割合”です。気になっていた人は多いのではないでしょうか?

 データの特徴は、全体的に男性の方が女性よりも課金率が高いことです。差が一番大きいのは20代で、男性24.9%に対して女性が10.2%と2倍以上の差が出ています。

 最初のデータ“男女・年代別スマホゲームの利用時間構成”を見ると、1時間以上プレイしている人の割合は女性の方が多く、1時間以下だと男性の方が多いことから、男性は強キャラを得るためのガチャやスタミナ回復など、結果としてプレイ時間を短縮できる要素に課金しているようです。

●実はゲームをしていてもリア充が多い!?

 
そして今回、イチバン衝撃的だったデータが、“ゲームタイトルとユーザーの恋愛事情と関係”。データ内の“既婚者の割合”と“未婚者で恋人がいる率”にご注目下さい。

スマホゲームに関するグラフ

  同調査での“一般的な未婚者に恋人がいる率”を調べると21.0%となっており、上記のデータではどのゲームタイトルでも、21.0%より高い割合になっています。ゲームをしている人はあまりモテない、というのは完全にデマだということが実証されました!

 さらに、ゲームタイトルによっても傾向が違うので、それぞれポイントを書き出してみました。

LINE:ディズニーツムツム
ユーザー層に女性が多く、既婚者も多い。主婦がプレイしているのではないでしょうか。
(既婚者の割合43.4%、未婚者で恋人がいる率28.4%、パートナーとの関係がうまく行っている率37.5%、スマホゲーム利用平均時間67.0分)

パズル&ドラゴンズ
10代後半の利用者が多く、既婚率や恋人のいる率が低くなっています。
(既婚者の割合30.2%、未婚者で恋人がいる率25.0%、パートナーとの関係がうまく行っている率30.3%、スマホゲーム利用平均時間72.2分)

モンスターストライク
『パズドラ』よりも既婚率が低く出ており、10代前半のユーザーが多い。
(既婚者の割合26.0%、未婚者で恋人がいる率25.1%、パートナーとの関係がうまく行っている率29.5%、スマホゲーム利用平均時間81.6分)

クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ
男女関係なく楽しめるクイズゲームなだけに、パートナーと一緒に遊ぶことがあるのでしょうか。パートナーとの関係が良好なタイトル。
(既婚者の割合32.3%、未婚者で恋人がいる率35.1%、パートナーとの関係がうまく行っている率39.8%、スマホゲーム利用平均時間86.5分)

ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル
(既婚者の割合8.0%、未婚者で恋人がいる率25.5%、パートナーとの関係がうまく行っている率22.1%、スマホゲーム利用平均時間78.0分)
他のタイトルと比べて既婚率が圧倒的に低く、ユーザー層が低年齢に寄っているわけではないのに恋人がいる率も低い。リア充はあまりいないタイトル……。

ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト
男性のユーザーが圧倒的に多いタイトル。既婚率が高いところから、オールドファンが多いのではないでしょうか。
(既婚者の割合42.5%、未婚者で恋人がいる率34.4%、パートナーとの関係がうまく行っている率37.2%、スマホゲーム利用平均時間78.4分)

ねこあつめ
恋人がいる率が高いです。ライト層を中心に一般ウケが良いのではないでしょうか。
(既婚者の割合30.8%、未婚者で恋人がいる率29.0%、パートナーとの関係がうまく行っている率31.9%、スマホゲーム利用平均時間64.8分)

クラッシュ・オブ・クラン
世界中で人気になったタイトルで、テレビCMもよく目にするので、男女ともに抵抗が少ないタイトルではないでしょうか。
(既婚者の割合32.6%、未婚者で恋人がいる率41.0%、パートナーとの関係がうまく行っている率44.9%、スマホゲーム利用平均時間87.0分)

 データでは、テレビCMや広告でよく目にする『クラッシュ・オブ・クラン』や『黒猫のウィズ』といったタイトルの“恋人がいる率”が高くでており、一般的によく知られていることが大きいのかもしれません。

 ただ残念なことに、私もプレイしている『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル』の既婚率の低さと、パートナーとうまく行っている割合がずば抜けて低いこと……。ユーザー層が20代の男性がほとんどなので既婚率については、仕方ないと割り切ることができるのですが、それにしてもうまく行ってないなぁ……。もう少しパートナーを大切にしないといけないかもしれません。でも、ことりちゃんカワイイんだよね。

※グラフ中の( )内の人数は調査協力者の人数です。また、グラフ内の数値は、小数点第二位を四捨五入したものです。

■関連サイト
角川アスキー総合研究所

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