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中間管理職の悩み、嫁の本音が物語に!泣けるスマホゲー『おでん屋 人情物語 ~今宵 キセキの起きる店~』

2015年06月03日 20時00分更新

 『昭和駄菓子屋物語』や『マジギレカーチャン物語』など、ホロッとさせる心温まる物語が評判のガジェックスから、またもや気になるゲームが配信になりました。今作もきっと、やさぐれた私の心に、忘れていた優しさを取り戻させてくれるはず!さっそくプレイしてみました。

おでん屋人情物語

 自分は小さなおでん屋台の頑固オヤジ。お客さんの世間話や愚痴からその人の人生の断片をのぞき見します。社会や会社、上司や部下、妻や夫、姑と嫁、いろんな人がそれぞれの立場で吐き出す小さな不満や自慢が、予想しない物語となって展開していきます。

■吹き出しをタップして愚痴を聞こう

 おでん屋台のオヤジとしての仕事は、おでんの種を仕入れるくらい。あとはひたすらお客さんの愚痴をタップで聞いて(消して)過ごします。

おでん屋人情物語
↑吹き出しをタップして消せば、お金が増えていく。おでんの種がなくなると、しゃべらなくなるので切らさないように。
おでん屋人情物語
↑おでん種の種類はお金が増えると追加される。お客によって好きな種があるので、気になるお客さんの好物は切らさないように。

 話題の種類は、吹き出しのフチの色でわかります。七色の吹き出しが出たら、キーになる話しなので、注意して読みましょう。

おでん屋人情物語
↑おでんの種は3時間でなくなり、吹き出しは24時間で消える。黄色の吹き出しは世の中、青は仕事の愚痴だ。
おでん屋人情物語
↑たくさん愚痴を聞くと常連度が上がり、長居をするようになり金額も上がっていく。

■変わり者に見えるけれど、普通の人たちの物語

 屋台には、ダメおやじ、鬼ババア、キャバ嬢や若手社員など、職業や年齢や立場が違ういろいろなお客さんが立ち寄ります。ある程度愚痴を言うと満足して、お金を払って帰っていきますが、しばらくするとまたやって来ます。何度か繰り返すと、常連度が上がり物語が進んでいきます。一見みんな個性的ですが、実際はよくいるごく普通の人たちのような気もします。‟オヤジの日記”というものもあり、特定の愚痴に対して感想が書き込まれます。ここで、オヤジの人生も垣間見られます。

おでん屋人情物語
↑お金が貯まるとおでんの種が増え、新しいお客さんもやってくる。
おでん屋人情物語
↑これがオヤジの日記。ここからオヤジの人生が見えてくるのかも?

■短編小説を読むような感覚です

 このゲームでは、ストレスの多い現代社会ならではの不満や怒り、心に溜っているものをお客さんが吐き出します。いつの間にか登場人物に感情移入してしまい、短編小説を読んでいるような感覚で先が気になってしましました。常連になったお客さんの顔がしばらく見えないと、おでんの種をチェックし直して、来るのを心待ちにしてみたり。「いるいる、こんなヤツ!」とか「ないわー!」とか、ツッコミを入れながら遊んでしまいました。ですが、それなりに時間がかかるので一気にプレイするよりは、毎日少しずつ進めていくのがいいのかな。おもしろいですよ。

おでん屋人情物語
↑嫁との確執を愚痴るオバサン。どう決着がつくのだろう?
おでん屋人情物語
↑仕事に情熱を持った好青年。会社や社会に憤りを感じて……。

『おでん屋 人情物語 ~今宵 キセキの起きる店~』 
●GAGEX(ガジェックス)
●無料
●対応OS iOS7.0以降/Android4.0以上

(c)GAGEX Co.,Ltd.All rights reserved. Developed by Papaya B.D. Co., Ltd. 

■関連サイト
GAGEX公式サイト

編集部ドン小坂がレビューしました!

おでん屋人情物語

ファミコン時代からゲーム誌に関わり、ゲームの歴史の変遷を見守る。農園系、歴史系、恋愛系ゲーム好き。

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