2015年05月27日20時30分

ドコモの生体認証搭載スマホは、将来“生活の中心”を担う存在になるのか

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 NTTドコモは5月26日に都内で説明会を開催し、オンライン認証のための技術仕様の標準化を提唱する非営利団体『FIDO Alliance』のボードメンバーへの加入を発表した。

 『FIDO Alliance』は米マイクロソフトやグーグル、クアルコム、ARM、サムスンなど約200社が加盟しており、公開鍵暗号と生体認証などの技術を利用した新しい認証方式『FIDO』(Fast IDentify Online)の標準化を推進している。

 スマホで初めて虹彩認証を搭載した2015年夏スマホ『ARROWS NX』や、指紋認証を採用する『Galaxy S6』シリーズ、『ARQUOS ZETA』の4端末はFIDOの認証方式に対応、“FIDO Certified”認定を取得した。具体的な成果としては5月27日(水)から、dゲームやdミュージックなどのドコモのサービスへのログインや決済が可能になる。

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 なお、ドコモは以前から指紋認証付きスマホをラインアップしており、iPhoneも5s以降は指紋認証“Touch ID”を搭載。銀行のATMも指紋認証など生体認証機能を備える端末が増えてきている。ドコモのFIDO対応2015夏スマホもこれらの端末や機器と同じようにも見える。

 ドコモの2015夏の生体認証スマホが異なるのは、FIDO対応スマホは特定端末や特定端末の組み合わせで利用する、いわゆる「閉じた世界」ではなく、異なるデバイスやサービス間での相互運用が想定されていることだ。

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↑夏スマホ発表会では、ドコモ加藤社長が実際に生体認証でピザを発注・決済した。
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 FIDOの担当者は「モバイル端末は、すでにライフスタイルを管理するものになってきている」と語り、将来的にスマホの生体認証が自宅のカギや空調、テレビなどの家電、自動車、ほかのモバイルデバイスなどへのログインや操作を実現する「暮らしの鍵(キー)」になるとしている。夏登場予定の最新OS『Windows 10』も、FIDOの生体認証をサポートしている。

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 「ドコモはこれまで独自仕様をつくって独自機能を実装するのが得意だったが、オープンな仕様を採用した」(ドコモ担当者)という今回のFIDOへの加盟は、200社を超える企業が参加する認証規格に準拠することで、膨大な数のサービスや端末との連携にかかる開発コストを抑制できるメリットもある。生体認証ユニットはコストの関係もあり当面はハイエンドスマホを中心に採用されるが、将来的にはすべてのスマホに搭載されるかもしれない。

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■関連サイト
ドコモ(プレスリリース)
FIDO Alliance

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