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待望のおサイフ、ワンセグ、赤外線を搭載 Xperia acro:Xperiaヒストリー

2015年05月30日 09時00分更新

 2011年春に登場した『Xperia arc』(SO-01C)ですが、当時は国内のケータイ事情といえば、フィーチャーフォンで全盛を迎えていたFelica、ワンセグ、赤外線の機能が入っていることが絶対的な求心力になっていました。 そこで、『Xperia arc』(SO-01C)をベースにそれら3つの機能を搭載して登場したのが『Xperia acro』(ドコモ:SO-02C、au:IS11S)です。

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 機能が追加されたため『Xperia arc』最大のウリである端末背面が弧を描くデザインではなくなり、『Xperia acro』の背面はスッキリとしたフラット面に変更、重量が17グラム増量し、高さと厚みも少し増えてしまいました。

 改良されたポイントとして『Xperia arc』の通知ランプは右側面にあってわかりづらかったのですが、『Xperia acro』ではディスプレーの右上に移動したため確認しやすくなっているというところもあります。そのほかの機能や性能は『Xperia arc』とまったく同じです。

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 “arc”は「弧」というイメージに直結していたのですが、“acro”ってどういった意味だろう? と疑問に思っていました。どうしても“acro”と聞くと、衣類用中性洗剤『アクロン』のCMソングしか思い出せないオッサン脳ですが、調べてみるとどうやら語源はギリシャ語で「最高の、最上の」を意味する「akros」で、フラッグシップのスマホという意味があったようです。

 さらにマニアックな話ですが、いわゆる正式に発売されるまでに付けられるコードネームは、『Xperia arc』が“Anzu(杏子)”、ドコモ版『Xperia acro』が“Azusa(梓)”au版が“Akane(茜)”と名付けられていたそうです。

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 ドコモとauの2キャリアから発売された『Xperia acro』ですが、カラーバリエーションのブラックとホワイトは共通カラーですが、各キャリアの専用カラーとして ドコモにAqua(青)が、auにはRuby(赤)が用意されていました。このAquaとRubyは光沢のあるメタリック塗装。特にAquaはグラデーションがかけられ、かなり目を引くカラーでした。

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 当時Felicaやワンセグ、赤外線が搭載されている『Xperia acro』は大人気。それで私は『Xperia arc』のデザインに惚れ込んで使っていたのでちっとも気にならないぞ! と強がりながら、Aquaカラーをもっている人を見かけると「カッコエエ!」と密かに思っていたのはナイショです(;・∀・)

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