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A5和牛焼肉と日本酒の店「うしごろ 貫」新店に行ってきた!え、安い!!

2015年05月28日 11時00分更新

 みなさん、こんにちは! 肉足りてますかー!?

最高ランクの焼肉と日本酒のお店『うしごろ 貫』の五反田店に行ってきた

うしごろ

 焼肉店“うしごろ”グループの新店舗として、『うしごろ 貫(かん)』五反田店が5月22日にオープンしました。
 “うしごろ”といえばA5ランクの高級肉を扱うこだわりの焼肉店で、芸能人のファンも多いと言われています。そんな“うしごろ”の中でも、国産A5ランク黒毛和牛と日本酒などの“和酒”をテーマにするのが、恵比寿店に続き2店舗目となるこの『うしごろ 貫』の業態です。

 肉も日本酒もだーいすき! そんな記者が新店オープンにかこつけて『うしごろ 貫』に行ってきました。ほほほ役得、役得!

うしごろ
『うしごろ 貫(かん)』五反田店。5月22日にグランドオープンしました!

●『うしごろ 貫』のウリは赤身肉、そして日本酒!

 『うしごろ 貫』ってどんなお店なんだろう? 国産A5ランク黒毛和牛と日本酒というのはわかりましが、そもそもなんでビールやワインではなく日本酒?
 店長さんにおききしたところ、特徴はなんといっても“赤身肉”。焼肉だと脂がたっぷり乗った部位が華やかで注目されがちですが、『うしごろ 貫』でウリにしているのは脂が少ない上質の赤身肉。そして、赤身に合うお酒は何かと追及したところ、ワインではなく日本酒や焼酎といった和酒にたどり着き、それをコンセプトにしているんですって。確かに牛肉が国産ですもんね。日本のお酒が合うはずです。

うしごろ
日本酒は珍しい銘柄も取り揃えていて、こちらは伊達家ご用達だったという仙台伊澤家勝山酒造の『勝山鴒』。なかなか流通していないお酒も「うしごろさんだったら」といっておろしてくれる酒蔵さんもあるんですって。グランドメニューには載せていない限定の銘柄も常時たくさん用意しているそうですよ。

●そして安い!!

 そしてそして、一番うれしい特徴はこれ、コストパフォーマンスが良い点。
 “うしごろ”のメイン業態である『焼肉うしごろ』は、予算として1万円は確保しておきたいハイグレードよりのお店。一方、カジュアルよりでぐっとリーズナブルな価格帯であるのが『うしごろバンビーナ』ですが、この『うしごろ 貫』もバンビーナ同様にカジュアルラインの業態とされています。特にこの五反田店では、恵比寿店よりややリーズナブルな価格設定になっているということ。オススメの『貫コース』は国産A5ランク黒毛和牛尽くしでなんと4000円。これ、安くないですか?

うしごろ
最高ランクの国産A5黒毛和牛を使った『貫コース』は4000円。飲み放題はありませんが、日本酒、焼酎は500円のラインアップも多く用意されています。

4000円の『貫コース』を食らい尽くすぜ!

 コースで4000円だったらそう手が出しにくい価格でもないですね。このコスパが良いとみられる『貫コース』、どれだけ満足できるか食べてきました! うっひょー。

・まずは食前酒でカンパイ

うしごろ

 ウマイ肉の前には酒で喉を湿らせなくては。というわけで、こちら『微紅』という米で作った発泡酒をいただきました。果実酒のように赤くなっているけど、着色したわけではありません。呑んでみるとシードル(リンゴ酒)のようなフルーティーな酸味と米の柔らかさがあり、呑みやすくてウマイ。食前酒にぴったりです。

・前菜三種盛り

 

うしごろ

 一品目は前菜のキムチ、キュウリの味噌あえ、カクテキ前菜盛合せです。ウマイ焼肉屋はキムチもウマイんですよね。しっかり味わいつつ、肉の訪れを待ちましょう。

・極上ユッケ

うしごろ

 こちらはハツのユッケ。プルンと濃厚な玉子の黄身が乗っています。

うしごろ
「ユッケがトゥルットゥルでたまらん!」

 黄身を割ってユッケをかっこむとプリップリの新鮮な食感でウマイったらありゃしない。早くもお酒がわっせコラセと進みます。やばい、焼肉にたどり着く前に満足しきってしまいそう!

・日本酒飲み比べセットを頼んでみた

うしごろ

 食前酒が尽きたので気になった『日本酒飲み比べセット』を頼んでみました。こちら、3種500円、6種1000円でちょっとずつ複数の銘柄の日本酒を味わえるオトクなセット。『楯乃川 清流』、『玉川 自然仕込 やんわり』、『初亀 縁』、『裏・雅山流 香華』、『雨後の月』、『三十六人衆 出羽の里』などがありますよ。

 

うしごろ

 『うしごろ 貫』では、日本酒によって酒器を選んで提供してくれます。酒って注ぐ器によって味わいがけっこう変わってくるんですよね。

うしごろ
「呑み比べ最高だわー」

 店長さんのオススメで『雨後の月』を異なる酒器で呑んでみました。飲み口が広い器で呑んだほうは味わいがふんわりと感じ、狭くてシュッとした器で呑んだら少し辛さを感じました。この体験はびっくりです。お店では要望次第で、このように器を変えてなど日本酒の様々な体験に協力してくれるということ。

・極上希少部位五種盛り登場

うしごろ

 ついにお肉様の登場です!
 極上の極上希少部位五種盛り合わせ。日によって部位は異なることもあります。

うしごろ

 一段上におわしますはクリミ。

うしごろ

 奥ゆかしく葉に隠れているのはウチモモ。

うしごろ

 手前右より時計回りで、イチボ、ランプ、ミスジですね。

うしごろ
「ジュワ―」

 焼きます。焼きます。
 なお、肉の焼きは要望があればプロである店員さんが腕をふるってくれるということ。間違いなしにおいしい焼き方で食べたいという場合はお願いするのも良いかもしれませんね。

うしごろ

 私が特に気に入ったのはクリミ。旨味がとても強く、塩でいただいたのにたったひと口で大きな満足感を得られてちょっとびっくりです。

うしごろ

 こちらはウチモモ。ナウシカの金色の絨毯に抱かれたごとく、肉の絨毯の神秘を感じました。

うしごろ

 赤身といっても良質の脂をけっこう含んでいるんですよね。安い赤身肉にありがちなそっけない感じはまったくないですよ。それでいてヘルシー!

うしごろ

 “うしごろ”はつけだれもおいしい。甘みがあって、肉の旨味を引き立たせてくれるます。

うしごろ

 怒涛の希少部位攻撃です。

うしごろ

 ウマイ肉は酒が進む、日本酒が進む(ハァ、ハァ)。

・珍しい日本酒いただきました

うしごろ

 出してもらったのは木下酒造の『Time Machine』。キレイな琥珀色で江戸時代の製法を再現してつくられた日本酒だとか。呑んでみてびっくりしたのは、かなりの酢やみりんに近いくらいのかなりのコクがあります。日本酒って、昔は調味料として使われてたんですってね。そう聞くと非常に腑に落ちます。杜氏さんはなんとイギリス生まれの方というのも驚きです。

・柚子ポン白菜サラダ

うしごろ

 肉の合間に、小休止的に『柚子ポン白菜サラダ』が登場しました。さっぱりしている中にも白菜の旨味が大事にされており、とてもウマイです。

・泣く子も黙るクラシタのすき焼き

うしごろ

 お次はいよいよ、『うしごろ 貫』の自慢メニューでもある『クラシタのすき焼き』。すき焼きは『焼肉 うしごろ』でも人気ですが、特徴は赤身肉である“クラシタ”を使っているとい点。五反田店限定です。

うしごろ
「クラシタの肉がでかい!!」

 なんとお肉が大きいのでしょう! 大興奮です。

うしごろ

 玉子とひと口ご飯がセットです。

うしごろ

 鉄板を隠すほど大きく広がるクラシタの肉の絨毯に感激です。このクラシタ、非常にきれいな霜降りがのっているんですよね。

うしごろ

 玉子にからめて、ご飯と一緒にいただくと……。
 キャー! 信じられないくらいのまろやかさとウマさです。世の中のすべてのウマみをひとりで引き受けたような衝撃です。
 我幸福を手中にしたり……!

 ご飯の食べ方は、半分は玉子に絡めた肉と一緒に食べて、もう半分は残った玉子に落として玉子かけご飯として食べるのがオススメということでした。確かに、玉子に肉汁が落ちているため、そこにご飯を入れると、ウマみを吸って吸ってヤバいです。
 はぁ~、も~。うれしい溜息の連続です。

・上品でうっとりする日本酒をいただきました

うしごろ

 クラシタのすき焼きに感激したところでお次にいただいたのは『醸し人九平次 Pont neuf(ポンヌフ)』。ポンヌフは『ポンヌフの恋人』でも有名ですが、セーヌ川にかかる橋の名称。ラベルからもわかるように洋風な雰囲気で味わってみると白ワインのようなフルーティーな風味。なんというか、デートで呑みたお洒落な日本酒です。またも溜息。

・極上ホルモンと七種特選盛り

うしごろ

 トドメをさすかのようにホルモンがきました。ホルモンも、もちろん極上ですよ、極上。

うしごろ

 右手前より時計回りにハツ、カシラ、タン先、ガツ芯、上ミノ、コリコリ、牛の小腸でした。

うしごろ

 歯ごたえがあるホルモンは日本酒のアテにぴったり。しっかり噛んで奥深いウマみをじっくり味わいつくせます。個人的にはレバーも欲しかったかな(←ワガママ)。

・極みのタン[コース外]頼んじゃいました

 コースの肉は以上で終わりなのですが、そういえば大好きな“タン”を食べていない。どうしても食べたい!

うしごろ

 と、数量限定の『極みのタン』を1皿2500円で頼んじゃいました。私って欲張り。テヘペロ。

うしごろ

 牛一頭からほんのわずかしかとることのできないタンの中でも極上の部位のみを使用し、特製の塩だれでもみ込んだ究極の逸品という『極みのタン』。皿を目の前にして思わず「ゴクリ」ですね。

うしごろ

 タンは火をサッと通すだけで良いともよく言われますが、この『極みのタン』に関してはしっかりと両面を焼きます。

 いざや……、と食べてみるとめっちゃクチャウマいです。
 プリプリシャッキリとした、厚みがあるけど歯切れの良い食感。澄んださっぱりした味わいの中にも、ウマみがこもっていて非常に満足感あります。
 タンのすべてがここに極まれり。
 ここんとこ疎遠になっているおばあちゃんに報告したくなりました。

・極みのタンに合うマッコリいただきました

うしごろ

 『極みのタン』に合うお酒ということで、『白一文字 剱』というお酒をいただきました。これはなんと、韓国のではなく国産のマッコリなんです。

うしごろ

 発泡が物すごく強いのが特徴です。目の前で開栓してくれましたが、酵母がまだ生きているため、発泡が落ち着くのにしばらくかかりましたら。それだ新鮮という事。味わいはマッコリなのにキリッと辛口。キレがよくて『極みのタン』によく合うんです。ウマくてウマくてもう泣きたい。

・〆のカレーがマジうまい

うしごろ

 コース料理もいよいよラストスパート。〆料理は『特選和風冷麺』か『うしろご貫カレー』で選べます。今回選んだのは『うしろご貫カレー』。
 このカレーがすごいのなんのって、店で使用する国産A5ランクの和牛が出汁になっているから、食べるとカレーを食べているというより、肉を食べている感じがするんです。カレーは『焼肉 うしごろ』にもありますが、上に鰹出汁が染み込んだ大根が乗っているのは『うしごろ `貫』ならではで、和風のテイストに仕上がっています。

うしごろ

 ちなみに冷麺はこちらです。冷麺と言っても盛岡冷麺とは異なりサラッとした冷麦。しめは軽くしたいという人にはこちらがおススメ。

・最後にはデザート

うしごろ

 コースの最後にはデザートもあります。『超なめらかプリン』、『ほうじ茶プリン』、『とろ~り杏仁豆腐』、『柚子シャーベット』から選べて、今回は杏仁豆腐にしました。舌触りなめらかな杏仁豆腐に桃味のソースがかかっていてフルーティーでさっぱり。焼肉のあとの口直しにぴったりです。

4000円の『貫コース』サイコーでした

 『貫コース』、たっぷり堪能させていただきました。とてつもない充足感で翌朝起きられなかったほどです(呑みすぎ?)。

 結論からいう、4000円でこのコース料理を味わえるというコスパはなかなかなものでした。肉に定評がある“うしごろ”さんの厳選赤身肉が希少部位、すき焼き仕立てのクラシタ、ホルモン各種とたっぷり味わえ、さらに〆の料理とデザート込みでこの値段です。もちろん、肉の品質はほかの“うしごろ”より落としているわけではないです。これはうれしい! なお、コース料理を頼まない場合にオススメなのは、500円で頼める『切り落とし』がオトクでおススメです。
 コスパが良いので、家族や友だちとも気軽に利用しやすいですね。もちろん、店内はテーブル席のほか個室もあるため、デートや接待でつかうのもアリです。

 ちなみに、今回注文した日本酒はほとんどグランドメニューには掲載されていない限定酒。気になった人は店員さんにきいてみてください。紹介した銘柄がもし品切れでも常時珍しい限定酒を用意しているそうなので……。これは酒呑みににはたまりませんな!

焼肉と和酒 うしごろ 貫 五反田店
営業時間:17時~24時(LO:23時)
住所:東京都品川区西五反田1-17-1 第2東栄ビル 2F

■関連サイト
焼肉と和酒 うしごろ 貫

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