Surface 3の国内初展示からギーク声優まで MSカンファレンスde：code2015

2015年05月27日 12時45分更新

　日本マイクロソフトの開発者向けカンファレンス“de:code 2015”が、2015年5月26日、27日に東京で開催。展示会場では、国内久々の登場となるマウスコンピューター製Windows Phone『MADOSMA』の展示などで盛り上がりを見せた。

　ハードでは発表されたばかりの、マイクロソフトのタブレット端末『Surface 3』が国内で初めて一般展示されており、こちらも注目を集めていた。6月19日に発売されるSurfaceシリーズの新モデルは、個人向けにはワイモバイルよりLTE版モデルのみが発売されるが、de:code会場ではLTE版とともに、法人販売のみのWiFi版モデルも展示されていた。

『Raspberry Pi2』などの組み込み向け小型モジュールに対して、マイクロソフトは『Windows10』の互換バージョンを無償で提供すると発表していたが、『Windows 10 IoT Core』という名前で提供される。すでにInsider Preview版が公開されている。Raspberry Pi以外の組み込み向け小型モジュールにも対応し、今後も対応製品は増やしていく方針とのことだ。

　5月25日に提供の始まったマップ上で見られる不動産検索サービス『Bing 不動産』も展示。マイクロソフトの地図プラットフォーム『Bing Maps』上に、リクルートのSUUMOの住宅不動産情報を地図上にピン表示する。価格、面積、駅からの徒歩などスライダーで数値を変動させながら、表示結果をコントロールできるのが特徴。

　またオーバーレイで様々な情報を地図上に重ねて表示できる。周辺地域の平均賃料から、ユニークなものでは商業地域、工業地域なども確認できる。商業地域に隣接している住宅なら、周辺地域が商店が増えるかもなどを考えながら住宅を探すことができる。

　最後はガチ鈴木のオレ得な情報で締めくくりたい。Microsoft Azureのサーバーサイドのマネージメントサービス『cloud.config』を提供するFIXERのブースでは、顔認証ソリューションを使ったサービスを展示。放送中のアニメ『響け！ユーフォニアム』で川島緑輝役などで活躍する声優の豊田萌絵さんがブースに登場。なんと彼女はプログラミングを習っており、Adobe製品も扱え、自分でHTMLをいじってホームページを作成できるのだとか。cloud.config説明員に教えてもらいながらのセッションでは、クラウド上で分散させたデータをバックアップから復元するなど、ギークな一面を見せていた。