2015年05月15日06時30分

ヒット企画を生む“情報発信”3つの大事な心がけ:端羽英子の「自分を売る技術」

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 週アスPLUSをお読みのみなさん、こんにちは。ビジネス知識やスキルを使ってスポットのアドバイスを販売する『ビザスク』を運営している端羽英子です。

 先日、新規事業担当者向けのセミナーを開いたのですが、参加者から質問が多かったのが「売れる企画を練るためにどうやって情報を収集するか」。これに対する登壇者共通の答えは「自分が情報を発信する」でした。

 情報を発信している人は本当によく最新の情報を知っているなあと感じるので、「情報収集のために情報発信」というのは逆説的に聞こえますが、私も実感しています。

 今でこそ寄稿をしたり、登壇させていただいたりしますが、会社員時代はプレゼンも苦手、SNSやブログで発信するメリットも感じていませんでした。そもそも、何をどう発信すればいいのかわからないし、たいしたことない意見を人前で言うのは恥ずかしい……と思っていたんです。

 ところが、起業すると、サービスを知ってもらわないわけにはいかない。やむにやまれずプレゼン大会に出たり、ブログやFacebookで発信したりするようになりました。そして発信するようになると、気づいたことが3つあります。


1.ダメだしでもなんでも、フィードバックほどありがたい情報はない。たたき台を出すと思って情報発信すること!

 ビザスクは2012年12月にβ版を出したのですが、まずは知人に使ってもらおうとプレスリリースもなし。私の中では「クローズドβ」のつもりだったんです。が、サイトに認証をかけることを知らなかったので、いろいろな方に見てもらえてフィードバックをいただけました。その反応が面白く、エンジニアがフルタイムでの参画を決めてくれたというエピソードがあります。頭の中だけで考えていても何も生まれないんです。


2.意外と身近にすごく参考になる例があるのに、自分では気づけない。異なる視点を得るためにも発信は大事!

 サービスを作る上で目からウロコだったアドバイスが「出会い系から学べ!」。私たちはビジネスサービスだと思っていたので思いもしなかったんですけれど、確かに人と人が出会う仕組みをとても工夫している領域なんですよね。しかもどんどん新しいサービスや面白い機能が生まれてくる。当然学ぶべき他業種事例だったのに、すっかり見落としていた領域でした。自分では無意識に同じ枠で考えてしまうので、情報の流れが狭くなるんだと痛感しました。異なる視点を得るためにも、自分が何を考えているかの情報発信は必要です。


3.たいがいの人は私の発信がショボくてもそんなに覚えていない(ただし、一度SNSで発信したものは消せないというような基本の認識は重要です)

 これが一番大事だと思います。私の記憶に残るプレゼン大失敗は「TechCrunch Tokyo」というスタートアップ界隈では3本の指に入る大きなイベントのプレゼン大会予選に出場したとき。数百人を前に予想以上に緊張してしまい、声が裏返るわ、制限時間オーバーして尻切れトンボで終わるわ、Twitterで「グタグタだった」と知らない方に書かれるわ……と最悪だったのですが、そんなことはみなさん(たぶん)忘れて、また大きなイベント登壇に呼んでくださいます。失敗は怖くない、何も始まらないのが怖いんだ! と自分に言い聞かせて発信しています。

 いかがでしょう。情報収集術と思えば、情報発信も思ったよりハードルが低いのではないでしょうか?

 

■著者経歴──端羽英子(はしば・えいこ)

 東京大学経済学部卒業後、ゴールドマン・サックス証券投資銀行部門にて企業ファイナンス、日本ロレアルにて化粧品ブランドのヘレナルビンスタインの予算立案・管理を経験し、MIT(マサチューセッツ工科大学)にてMBA(経営学修士)を取得。ユニゾン・キャピタルにてバイアウト投資に5年間携わった後、ビザスクを立ち上げる。

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画像:Sebastlaan ter Burg

■関連サイト
ビザスク

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