2015年05月08日08時30分

現実とSFが混ざり合った美麗画集がかっこいい

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Simon
The remote glove

 郊外の原野で重機のようなロボットをリモート操作する子供たちや、雪遊びをするごく普通の風景の向こうにそびえている巨大な構造物。80~90年代の空気感を感じるガジェットや風景のなかにディストピア的な機械や恐竜が描かれた一連のシリーズを手がけるのは、スウェーデンのアーティストSimon Stålenhag氏。

 シモン氏の描く英語版アートブックの資金募集が現在米国のキックスターターで行われている。1万ドル(約120万円)の達成目標に対して、5月7日時点で22日を残しすでに2000人以上から21万ドル(約2500万円)超を調達し注目を集めている。

Simon
The Bona towers and Ossian(『Swedish Machines, Lonely Places』での収録見本)
Simon
『Tales from The Loop』(右)と『Swedish Machines, Lonely Places』(左)

 今回英語版で入手できるのは、2冊の画集。1冊目が『Tales from The Loop』、2冊目が『Swedish Machines, Lonely Places』。

『Tales from The Loop』は、2014年9月にスウェーデンのブックフェアで販売されこちらも成功を納めた最初の作品集だ。

 同氏のイラストやそのストーリー背景にあるのは、80~90年代のもう1つのスウェーデン。牧歌的な北欧の田舎に隠された巨大な粒子加速器(地元住民からは「THE LOOP」と呼ばれる)と、その影響の陰で暮らす人々の生活の中での奇妙な目撃譚が描かれている。

 新作となる2冊目『Swedish Machines, Lonely Places』は、2016年のリリースにむけて制作中ということだ。

Simon
December 1994

 インタビューによれば、イラストの背後にあるオリジナルの作品世界は、子供だった当時の記憶や雰囲気を元にしたアイデアやメモにあるという。描かれている風景はシモン氏が子供時代を過ごした80年代後半~90年代初頭のストックホルム郊外での経験から。そこに、ロボットや恐竜、巨大な建造物といったSF的要素が加わっている。

 製作過程では、いつも携帯しているカメラで14年間にわたる膨大な量のスウェーデンの風景を撮影していると別のインタビューで答えている。インスパイアを受けた景色を出発点として、「風景のリズムにフィットする機械的なデザインを探して使用している」(シモン氏)そうだ。

Simon
The Gauss freighters

 製作される2冊両方を入手するには75ドル(約9000円)から。日本から購入したい人はこちらを参考に。もっと画像が見たいという人は、シモン氏のウェブサイトを見るのがオススメだ。

写真:Kickstarter

■関連サイト
Simon Stålenhag's Tales from the Loop(Kickstarter)
Simon Stålenhag Art Gallery

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