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姉のミミちゃんはドレスをお着替え Xperia X10 Mini Pro:Xperiaヒストリー

2015年05月07日 22時00分更新

 前回に続き、とても小さな双子のXperiaのお話。もうひとりのスライド式QWERTYキーボードをもつ、“Mimmi”(ミミ)ちゃんこと『Xperia X10 Mini Pro』です。いつもは“Robyn”(ロビン)ちゃんこと『Xperia X10 Mini』とまったく同じ姿をしているので、ふだんはどっちがどっちか区別がつきにくいこの2人(?)。

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 ミミちゃんこと『Xperia X10 Mini Pro』は90×52×16ミリで120グラム。ロビンちゃんこと『Xperia X10 Mini』のボディーサイズは83×50×16ミリで88グラムと、ロビンちゃんより少し大きくて少し重いものの、厚みは変わらないので、コンパクトなイメージはそのままです。

 かわいい見た目ながら、いざというトキにはシャキっとフルキーQWERTYキーボードが現われ、2.55インチ(320×240ドット)という小さい画面をソフトウェアキーで邪魔することなくキー入力ができてしまう、まさにデキる子なのです。

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 ひとつひとつのボタンは小さいながらもしっかりと突起しており、押すとプチプチといった触感で、両手持ちして指で打つとなかなか心地良いのです。

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 ちなみに『Xperia X10 Mini Pro』のスペックは、双子ということもあり、CPUがクアルコムのMSM7227(600MHz)、メモリー(RAM)256MB、ストレージ(ROM)128MBまでは『Xperia X10 Mini』と同じです。背面カメラは、オートフォーカスやLED照明付きの500万画素CMOSセンサー。Android 1.6と発売当時としてはOSはちょっと古めながら、『Xperia X10 Mini』と同様に2.55インチ(320×240ドット)。小さい画面だからこそ、サクサクキビキビと動いてくれました。

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 おや? 『Xperia X10 Mini Pro』のカラーが鮮烈なレッドに変わっている?

 実は『Xperia X10 Mini Pro』の背面カバーはドレスを着替えるように取り替え可能なのです。バッテリーやSIMカード、マイクロSDカードを取り替え時にカバーをはずすという役割だけじゃなく、こうして衣装チェンジができるのがまた楽しかったりします。

 『Xperia X10 Mini Pro』と『Xperia X10 Mini』の背面の着せ替えカバーによる衣装チェンジは、ブラックやホワイトのほかにもピンクやレッド 、ブルー、ライムと鮮やかなカラーが多く、気分によってカンタンにカラーバリエーションを楽しめるというのも特徴的でした。ホリデーシーズンになると、その時の限定カラーのモデルというのもあったようです。

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 2010年当時は『iPhone』旋風が巻き起こっており、Androidt端末はまだまだこれから、という段階でしたが、その中でもこんなに小さくて、QWERTYキーボードがあって、着せ替えできる魅力的なスマホもあったのです。

●関連サイト
ソニーモバイル

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