2015年04月18日17時00分

Windows 10世代の150ドルスマホ『Lumia 540 Dual SIM』の特徴は?

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 米マイクロソフトはWindows Phoneの新モデル『Lumia 540 Dual SIM』を4月15日に発表しました。MWC2015で発表されたミドルレンジLumia 640に続く、末尾“40”世代の最新Windows Phoneとなっています。

Lumia 540
『Lumia 640 LTE』に続く、最新“40”世代の『Lumia 540 Dual SIM』。HD画面と500万画素フロントカメラを搭載した、ミドルレンジ級の最新Lumiaだ。

 さっそくその特徴を見ていきましょう。

■ついに500番台もHDに、最新”40”世代のバリュー端末

 Lumia 540の画面スペックは、同じ40世代の最新モデルLumia 640と同等の5インチ・HD(1280×720ドット)を採用しています。同じ500番台のLumia 535が5インチ・qHD(960×540ドット)だったことと比べてもひとまわり進化。いよいよ500番台のLumiaにもHD解像度が採用されることになりました。

Lumia 540
500番台にも関わらず、ついにHD画面を搭載してしまった。
Lumia 540
前面、背面の両方にMicrosoftロゴを備える。

 その背景には、500番台のひとつ下にできた400番台の存在があります。最もローエンドの400番台がWVGA(800×480ドット)を採用した結果、500番台がHDを採用する余地が生まれたというわけです。

 さらに500万画素のフロントカメラを搭載。このスペックはLumia 535を継承しており、Lumia 640の90万画素を大きく上回っています。このことから、535や540ではセルフィーやSkypeのビデオ通話の快適さを重視する、という味付けが見えてきます。独自の自撮りアプリである”Lumia Selfie”の出番が増えそうな仕様です。

 そのうえ本体背面には、最近のLumiaシリーズでおなじみとなっているレイヤードデザインを、オレンジ、ホワイト、シアンの3色で採用。ほかにマットなブラックモデルもラインアップに加わりました。

Lumia 540
レイヤードデザインにより、本体の周囲が半透明になったような効果を得られる。
Lumia 540
他の低価格スマートフォンではみられない、デザイン上のアクセントとなっている。

 500番台の中には、400番台のハードウェアをベースとしたやや異質なLumia 532もあるものの、基本的に540は600番台に近い位置付けの端末であることがわかります。


■LTEやプロセッサーなどを簡略化、HIDも?

 ではLumia 540において、簡略化された点とはどこにあるのでしょうか。スペック表からすぐに分かるのは、プロセッサーやLTE対応、NFCの有無といった違いです。

 Lumia 540のプロセッサーはSnapdragon 200で、Snapdragon 400を搭載したLumia 640とはしっかりと差別化されています。一方、メモリーやストレージの容量は同等で、1GBのメモリー、8GBのストレージに加え、microSDも搭載。15GBのOneDriveストレージと、カメラの自動アップロードを有効化することで得られる15GBのボーナスも同じです。

 ネットワークについて、Lumia 540は下り最大42.2Mbpsの3Gに対応するにとどまっており、LTEをサポートしていません。これは2枚のSIMが両方ともLTEに対応するデュアルSIM LTEモデルが話題となったLumia 640と比べて、大きく異なる点です。

 ただ、500番台のLumiaが求められる地域の中には、まだまだLTEが普及していない地域も少なくありません。そういった地域に向けて、高速なLTEに対応した端末を投入しても宝の持ち腐れです。そのぶん、高性能なカメラやカラフルな背面カバーを備えたほうが、ずっと現実的といえます。

Lumia 540
LTEに対応しないものの、3GのデュアルSIMを搭載。フロントカメラにこだわるなど、特定地域の需要にしっかり応えるスペックだ。

 本体の厚さは9.35mm、重さは152gで、Lumia 640よりバッテリー容量が減っているにも関わらず、やや厚く、わずかに重たくなっています。

 やや気になるのは、Bluetoothプロファイルの対応です。Lumia 640では、Bluetooth経由でのキーボード利用を可能とするHuman Interface Device Profile(HID)に対応していることが明確にうたわれています。しかしLumia 540ではこの記述が見当たりません。今後のOSアップデートによってサポートされる可能性はあるものの、不安が残ります。

 Windows 10へのアップグレードについても対応予定となっているものの、Windows 10のすべての機能を得られるわけではない、との注釈が付いています。スペックとしてはミドルレンジながらも、Windows 10世代に求められる機能をほぼ網羅しているLumia 640に比べると、Lumia 540はいくつか機能制限があることを示唆しています。


■40世代のハイエンドLumiaにも期待

 Lumia 540の本体価格は149ドルで、Lumia 535やLumia 640と大きく変わらない価格帯に設定されています。発売時期は5月上旬から、IMEA(インド・中東・アフリカ)、APAC(アジア太平洋)、イタリアへの展開が予定されています。特に期待される地域として、スマホ普及の著しいインドや、欧州の中でシェアの高いイタリア、アジアの中でシェアの高いベトナムといった市場があります。

 また、最新“40”世代のLumiaはまだ600、500番台が発表されたばかりで、700、800、900番台なども気になるところ。このあたりは4月29日からサンフランシスコで開催予定のMicrosoft開発者会議『BUILD 2015』での発表に期待しましょう。

■関連サイト
Microsoft Lumia 540 Dual SIM
Build 2015

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