週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

iPhone 5sユーザーがXperia Z3に乗り換えたワケと気をつけたいこと

2015年03月17日 08時00分更新

 週アスPLUSのとある編集者のお話。こういう仕事柄ですから、Android、iPhone問わず、少なくとも年に1回はスマホを色々とっかえ引っ換えしているわけですが、このたび『iPhone 5s』→『Xperia Z3』(コンパクトではないほう)にMNPに乗り換えました。

スマホ2014
↑Xperia Z3。ドコモ、au、ソフトバンクから発売中。

 Xperia Z3(に限らずZ3 Compactもですが)は、この春商戦ではとにかく手頃。でもiPhoneからの乗り換えだと色々大変なんじゃ? と思う人もいるかもなので、ざっと自分目線でのiPhone 5sとの比較や、乗り換えのアレコレをまとめました。

●理由:なぜ、乗り換えたか? 性能高い割にめちゃくちゃ安くなっている

 まず、大前提としてコレです。とにかく、費用対効果、コスパが高い。

 Android4.4(KitKat)搭載で、ディスプレーは当然フルHD。デザインに定評あるXperiaシリーズならではの薄さ。それでいてバッテリー容量3100mAhと大きいこと。要するに、何の心配もなく使えてデザインも良いスマホなわけです。デザインが似ているように見えるZ2と比べても、側面にアルミを使ったメタリックな握り心地など、Z2から確かに質感が上がったよね、という部分もあり。

 そういう優等性端末が、この商戦期とあって、大手量販店レベルでも“MNP一括0円”が珍しくありません。iPhone6を9月に買っちゃった人はさすがに躊躇すると思いますが、iPhone5sや5世代の人、その世代のAndroidユーザーの人なら、かなりイイ選択肢です。

●乗り換え作業は買ったその日で済んだ

『Xperia Transfer』
↑カンタンに移行できる公式ツールも配布されている。

 特にiPhone→Androidの乗り換えの人によく聞かれますが、事前準備をしっかりしてれば端末を買ってきた当日のみで、移行は完了できます。乗り換えは“Xperia Transfer”を使えばオーケー。基本的なデータ転送は済んでしまいます。

 問題になるのは、多くの人はLINEとスマホゲームのセーブデータじゃないでしょうか。

 LINEについては、ユーザーIDを別途設定しておくこと、ゲームは、ゲームごとの引き継ぎ方法をアプリからチェックしておくと良いです。

 ちなみに私の場合は、iPhone時代からアドレス帳はすべてGoogle同期、カレンダーもGoogle同期済み、メールはGmailのみ利用、ほかのメモ類はEvernoteなどすべてクラウド利用、ブラウザーはChromeだったのでブックマークは自動同期、写真・動画は母艦でバックアップ済みという環境だったので、Xperia Transferは使ってません。

 やったのは、Xperia発起動と同時に、

・Googleアカウントを設定
・各種常用アプリをインストール&ID入力
・カレンダーの同期設定

くらいで、速攻で乗り換えられてしまいました。写真類の完全移動させたいならそれこそXperia Transferの出番ですね。

●iPhone 5sとの使用感の違いは?

 まず、画面もボディも大きくなったのでポケットの収まりがまったく変わりました。

 大きさでいえば、iPhone 6よりは幅が6ミリ大きく、一方iPhone 6 Plusよりは約5ミリ小さい。iPhone 6 Plusが大きすぎる、という人にはちょうど良いサイズかもしれません。ちなみに画面解像度は、6 Plusと同じです。

 Androidの美点はソーシャル共有やクラウドへのデータアップにOSの制限が極めて少ない、というのがあります。

 iOSの場合、たとえば写真アプリからSNSやクラウドストレージにファイルを送ろうとすると、“送信先に表示されなくてNG → 対応アプリを改めて起動してアプリから転送”みたいなひと手間がよくあります。メールからファイルを開く際も同様ですね。こういうことをまったく気にしなくて良いのがAndroidの良い部分です。

●暗所性能の高いカメラ、バッテリー持ちはチューニング次第

Xperia Z3

 Xperiaシリーズはカメラが良いことも美点ですが、5sとの比較では暗所性能の違いを感じますね。

 相当に薄暗い飲食店の中でもフラッシュ焚かずに、無理にゲインを上げてる感じもなくそこそこ撮れるのは良いところです。

 バッテリーについては、入れるアプリによってかなり変わってきます。先日、週アスPLUSでも記事にした“バッテリー食いアプリのトップ3”に入っているFacebookアプリは、私の環境でもバッテリードレインの原因になり、当初は困ってました。

 色々設定を改めたり、気になるときはいちいち選択終了したりもしてましたが、結果、FacebookアプリとFacebook Messengerアプリをいったん削除して、再インストールするというので直りました。

 今では設定画面の"電池使用量"もこのとおりで、上位に顔を出してくることは今の所なくなりました。

●この時期に端末を乗り換える人はキャッシュバックもよく検討しましょう

Xperia Z3

 ということで、Xperiaに限らずこの時期は端末乗り換えにはとってもオイシイ時期です。

 端末自体が非常に戦略的な価格になるということに加え、店舗によっては2回線同時MNPでキャッシュバック数万円(ただしオプションてんこ盛り)みたいなものもあります。

 過去に一度体験してみようと"追加コンテンツ20個インストール必須で2万円引き”という端末に挑戦したことがありますが、退会作業だけでなかなかの労力でした。退会方法がわかりづらいアプリもいくつかありますし、1日3本退会しても丸1週間かかるわけですから。

 キャッシュバック系に手を出す際は、“追加コンテンツの退会方法”も店頭で聞いてから検討することをオススメします。

●関連サイト
ソニーモバイル

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう