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2015年、マネーやショッピングなどを変えうる5つのスタートアップ企業

2015年02月27日 15時00分更新

多くの企業がチャンピオンの座を狙っている(ReadWrite Japan提供記事)

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スタートアップ企業といえばイノベーションが全てだが、それが世の中を変える優れた物なのか、ただ珍しいだけの物なのかを見分けることは難しい。ブレークする為の競争はこれまでになく過酷だ。スタートアップ起業家達が投資家や人材を探す場所であるAngelListには、4万もの企業が登録されている。

最高のスタートアップ企業はその業界や私達の生活を変える過程において、自身のいるニッチ市場を完全に作り替え、他のどの競合他社よりも素早い変化をもたらすことが出来る。

それらを見抜くためには水晶占いめいた事も必要になってくるかも知れないが、我々が考える今年後半に名前をよく耳にすることになるであろう5つのスタートアップ企業は以下だ。

Robinhood

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Robinhoodはモバイルに特化し、ブローカーが取引を代行する際に発行する手数料を無料にすることで証券取引がより便利になるアプリだ。

人々は無料という事に惹かれることが明らかになり、Robinhoodによれば2013年12月にサービスを開始して以来約50万人がサインアップしたという(アプリは昨年12月iOS対応版だけが出たばかり)。2015年は事業拡大と更に幅広いプラットフォームのサポートを考えているという。

Charles SchwabやFidelityなどの大手ブローカーの場合、取引ごとに7-10ドルほどの手数料がかかる。方やRobinhoodの場合、ユーザーが米国の株を売買をする際の手数料は無料だ。Robinhoodはこれは余分なコストを削減している事によるものだという。店舗を持たず、口座の管理及び取引をモバイルで行えるユーザーに限定して取引サービスを提供している事で、手数料無料が可能だというのだ。

明らかに彼らの目先は手数料から取引を敬遠する若年層に向けられている。Robinhoodによると、ユーザーの平均年齢は27だという。

「私達は投資に興味がある人が、それを日常の習慣とするにはどうしたらいいかということを常に考えてます。モバイルでサービスを提供していない頃は今よりずっと難しい話でした」とRobinhoodの共同設立者、ウラジミール・テネフはベンジンガに語った

Rent the Runway

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Rent the Runway(RTR) は貸服のスタートアップ企業で、コミュニティにいる500万のユーザーを主な対象にオンラインサービスを提供している。この企業はVera Wangといった様なトップクラスのデザイナーの服がほんの数クリックでレンタルできることから、ファッション業界に波紋を呼んでいる。

現在、RTRは270のデザイナーとパートナーシップを結んでいる。ドレスやアクセサリはオンラインで4-8日間レンタルできる。返却は送料支払済の封筒で行う。

RTRでの注文は2013年から2014年で120%に成長した。今年、RTRは4-5の都市で実店舗を構えることで、更に多くの人々に利用してもらう計画だ。一定の人たちはやはり、レンタルする前に試着したいと考えている事がわかったからだ。

RTRが成功した大きな要素の1つは、トップクオリティの衣服をまたレンタルに回すために、スピーディーかつ確かな技術力で仕上げるドライクリーニングサービスだ。近いうちに世界最大のドライクリーニング業者に数えられることだろう。

RTRは最近、月額49ドルでデザイナーズアクセサリをレンタルできるプランを開始した。ユーザーは月に3つまでアクセサリをレンタルすることが出来、交換は無制限、送料は無料だ。

MassDrop

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Massdropは最初、好みのあるモノ好きたちが集まってチャットや人気投票を行い、その結果選ばれたものを製造者からヘッドフォンやキーボード、スピーカーなどを直接、ボリュームディスカウントを使って安値で手に入れるために生まれた。今年、このスタートアップ企業はKickstarterやIndiegogo等のような企業と競争できるようになるかも知れない新たなクラウドファンディングに取り組もうとしている。

去年、Massdropは製品の専門家と、クラウドソースによるキーボードのデザイン・生産を行うためメンバーの投票を行った。キーボードの専門家、ヤコブ・アレクサンダーにより、コミュニティはこれまでの薄型(皮膜型)キーボードに代わる、機械的なスイッチに依らないカスタマイズ可能な完璧なキーボードを作るということで動き出した。

そこでMassdropはGeekhackなどのよく知られたオンラインテクノロジーコミュニティーでエンジニアからテクノロジー好きまで1300人以上のキーボード愛好家たちにインタビューを行った。ハードウェアの細かい点に至るまで投票が行われた結果、Massdropの製造及び調達のエキスパートが製造に動き出した。

それ以来、Massdropはヘッドフォン/マイクロフォン会社のAKGと限定版のヘッドフォンの製造でコラボも行った。Massdropの広報によると近い将来、更なるこういったコミュニティー主導のオリジナル商品の制作を企画しているという。

クラウドファンディングサイトであるKickstarterやIndiegogoのやり方同様、Massdropは定められた期間で参加者に商品についてのある約束をさせる。もしファンディングの目標が達成された場合、約束した参加者全員がその商品を特典付き(大抵は値引き)で購入する。MassdropはKickstarterの様にオール・オア・ナッシングでやっており、ファンディングの目標が達成されない場合、参加者にお金はかからない。そしてQuirkyの様に、コミュニティーメンバーはベスト商品について投票を行うことが出来る。

Spire

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Spireは小さなウェアラブル・トラッキングデバイスで、搭載された特許出願中のセンサーで呼吸や動作のパターンを感知し、ストレスのモニタリングを行うことが出来る。元々の予定では2014年9月予定だったのが、ようやく昨年12月になって価格149.95ドルで販売が始まった。SpireのBlog投稿によれば、遅れは多大な需要と製造上の問題によるものだという。

Spireはその他のウェアラブルとは、健康状態と精神状態の両方をトラッキングするという意味で一線を画す。呼吸と動作のパターンからユーザーに今すぐ役立つ健康上のフィードバックを行う。

例えばあなたがストレスに晒された場合、立ち止まって深呼吸をする事が最適である場合があるが、ストレス要因に囲まれているとそういった事も忘れてしまいがちだ。このデバイスをベルトやブラに装着すると、あなたが深呼吸してリラックスするべき状態になった時にSpireはアプリを通して警告してくれる。同じように、例えば一日中ゴロゴロしていれば足のストレッチでもやった方がいいと通知してくれたりもする。

呼吸及び動作のパターンをトラッキングし、そのデータはクラウドで保管されたりBluetoothを通じて直接モバイルデバイスにリアルタイムで送信される。現在サポートされているのはiOSデバイスのみだが、Android版も開発中だ。

Digital Trendsによると、この技術はワイヤレスの充電器も含めて完成までに4年かかったそうだ。バッテリーは一回の充電で最長一週間もつという話だ。

このアクティビティ・トラッカーが宣言通りのことを本当にできるのであれば、リアルタイムでストレスパターンを追いかけるこの機能は、ストレスマネジメントに興味深い手段を提供することになる。Spireの機能はこれだけに留まらず、睡眠パターンをトラッキングすることでよく眠れるよう提案を行う機能を開発中だ。

Navdy

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Navdyは自動車とモバイルアプリの情報をダッシュボードのスクリーンあるいは、フロントガラスに投影することで、これまで運転者が注意力を削がれていた様な問題を解決しようとする試みだ。これはとても期待されていた製品だ。その証拠にTechCrunchが2014年10月に報じたところによれば、単価299ドルの予約販売総額は240億ドルにも登った。予約販売が2014年8月に始まったことを考えると悪くない数字だ。

このデバイスは今年のはじめに販売が開始されたが、今でも299ドルで予約購入が可能だ。通常の販売価格はグッと上がって499ドルだ。

Navdyを使えば、運転者は音声やジェスチャーコマンドを通じてスマートフォンアプリの視聴・操作が可能になる。左にスワイプすればかかってきた電話に出る、と言った具合だ。Navdyをマグネットでダッシュボードに装着すれば、BluetoothやWiFi経由でスマートフォンからの映像が投影される。

着信、メッセージ、ツィートなどの通知の表示の他、Navdyは車の診断ポートを使って現在の速度や燃費の表示も出来る。

ヘッドアップディスプレイは光学エンジニアによってデザインされ、飛行機の着陸時にパイロットが利用するものと同じテクノロジが使われている。Navdyはアプリの製品を完全に自社で行うことで安全の水準を確保している。

2015年、他にあなたはどんなスタートアップに注目しているだろうか?

画像提供:
トップ画像:Epic Bets
その他画像:Robinhood, Rent the Runway, Spire, Massdrop and Navdy.

Ritika Trikha
[原文]

 

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※本記事はReadWrite Japanからの転載です。
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