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球体ドローンって発想がなるほど面白い ぶつかっても痛くない『Gimball』

gimball

 軍事技術として開発・利用されてきたドローンの普及が進んでいる。安価なロボットヘリとして農業・工業に入ったり、ギークたちのおもちゃになったり。スマートフォンを固定する棒とドローンで自分撮りの精度を比べてみた男性もいる

 スイス連邦工科大学生まれのスタートアップFlyability社は、ボールに入ったドローン『ギムボール』(Gimball)を開発している。アラブ首長国連邦のコンテスト「The UAE Drones For Good Awards」で見事100万ドルを勝ち取った。

 Gimballはカーボンファイバー製ボールの中に2枚のローターを持つドローンを入れたもの。五角形・六角形を中心としたサッカーボールのような球形で、壁や窓ガラス、誰かにぶつかったときクッションとなり安定を保つ役割を果たす。

 Flyabilityでは今後、災害救助や工業施設の現場管理、エンターテインメント分野などに応用を考えていきたいと話している。現在Gimball開発のために投資会社を募集中だ。

 ぶつかっても大丈夫という特徴に今までにない可能性を感じる。そういえばロボット掃除機のルンバも円形だ。ちょっと意外だが、やわらかい設計はロボットのヒットにつながるのかもしれない。

写真:Flyability

■関連サイト
Flyability

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