2015年02月16日07時00分

現代のキャンバスはiPad、「usaya」が語る小規模アプリ開発のコツ

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 みなさん、おはようございます。 アプリマーケティング研究所、週アスPLUS出張所です。iPhonePLUSから引っ越してきました。よろしくお願いいたします。この連載では、気になったアプリ関連のニュースや出来事を紹介していきたいと思います。今回は、シュールなイラストのカジュアルゲーム「うさぎと牛乳瓶」などを開発されているusayaさんに話を聞きました。

アプリマーケティング研究所
usaya代表の広瀬さん(右)、須藤さん(左)

Q どのようにアプリ開発をはじめたかを教えてください。

広瀬:私はもともと、美術大学に通っていたときからアプリ開発に魅力を感じ、卒業制作もiPadアプリをつくっていました。ある意味、「いまの時代のキャンバスってiPadだ」と思ったんです。 その後、ゲーム会社に就職したあとに、現在はソーシャルゲームのデザインの仕事をしつつ、個人のアプリも開発しています。

須藤:私はエンジニアとして会社で働きながら、usayaでは週末中心にプログラミングをメインで担当しています。

Q 今までアプリはどのくらいつくられているのでしょうか?

広瀬:1年前くらいからはじめて、5本ほどアプリをリリースしました。ダウンロード数でいうと累計10万ダウンロードほどという状況です。

Q 「うさぎと牛乳瓶」ができたキッカケを教えてください。

広瀬:単純ですが「うさぎが牛乳瓶にはまっている画」が頭に思い浮かんだのがキッカケです。usayaの場合、いつも最初に「おもしろい画」ありきでアプリを企画しているんですよね。

須藤:まず画があって、「それをどうやったら面白くできるか?」と、ルールやレベルデザインなどを後付けで考えていく感じです。

アプリマーケティング研究所

Q 「うさぎと牛乳瓶」のダウンロード数などはどれぐらいですか?

広瀬:約1万8000ダウンロード(Android版が1万5000本、iOS版が3000本)で、収益性としては1ダウンロードあたり8.2円です。いままでつくったアプリの中で最高1ダウンロード12円ほどにしか達していないので、そこはまだまだ改善できると考えています。

アプリマーケティング研究所

Q 1万8000ダウンロードまでは、どのように伸びていったのでしょうか。

広瀬:ずーっとじわじわ伸びている感じです、最近でいうと、4gamerさんに取り上げてもらった時には少し伸びがありました。

Q アプリをつくるときに、こだわったポイントはどこでしょうか?

広瀬:まず「個性を出す」ということです。やはりたくさんアプリがある中で目につくには個性が必要。かわいさの中にも、シュールさを感じられるような世界観を表現しました。そしてカジュアルゲームの評価は「どれだけ気持ちいいか」だと思うので、気持ちのいい触り心地と、ギミックなどに遊びゴコロを入れるようにしています。

Q これからアプリ開発を始める人にアドバイスを送るとしたら?

広瀬:小規模開発で大事だと思うのは、「デザイナーとエンジニアに垣根をつくらない」ということだと感じます。アプリも一種の芸術作品だと思うので、「デザイナーとエンジニアの間」がぽっかりと隙間が空いてしまっていると、チームとしての作品クオリティーが担保できなくなってしまうんです。いいアプリをつくるためには、デザイナーも「アドビのソフトしかつかえません」ということではいけませんし、エンジニアも同様でデザイナーと意思を疎通していく必要があります。

Q 最後に告知などがあればお願いします。

広瀬:シュールでおもしろく、ギミックに凝ったアプリをこれからも出していきますので、ぜひ今後もusayaのアプリをチェックしてみてください!

■編集後記
「うさぎと牛乳瓶」は、1万8000ダウンロード✕ 8.2円なので約15万円の収益ということですね。これだけで食べていこうとなると、まだ厳しい段階なのだと思います。usayaさんのように、兼業のような形で生活費を確保しつつ、個人のアプリをつくっている人も少なくなさそうです。

取材協力:usaya

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