週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

1万円切りでビームフォーミング!中継機としても優秀な11ac対応最新Atermルーター

2015年01月14日 11時15分更新

 NECプラットフォームズはIEEE802.11acに対応した最新ルーター『AtermWG1200HP』を発表した。アンテナは2×2で、最高転送速度は最大867Mbps(理論値、11ac接続時)となる。予想実売価格は1万円弱(税別)で、1月22日発売予定。

NCEプラットフォームズ

 AtermWG1200HPはWAN/LAN端子がギガビットイーサネット(1000BASE-T)に対応した11acモデルとなる。ちなみに同社の11acルーターの型番は“Aterm”に続く文字列が“-WG”の場合はギガビットイーサネット対応モデルで、“-WF”の場合はファストイーサネット(100BASE-TX)となる。そのため、2014年度第2四半期に発表された『AtermWF1200HP』はWANもLANもファストイーサネットで現在の市場価格は6000円前後とお安めだ。

 同社独自のμEBG構造基板を採用し、ボディーサイズは約33(W)×97(D)×146(H)ミリと小型。縦置き、横置き、壁掛けと省スペースに運用できる。

NCEプラットフォームズ

 新機能として注目なのは、“Wi-Fiデュアルバンド中継機能”。これは本機を中継機として利用する場合、クライアントデバイス(PCやスマホ、タブレットなど)が2.4GHz帯接続でも5GHz帯接続でも同時に使える機能だ。

 例えば、2.4GHz帯の11n対応ノートPCと最新の11ac対応ノートPCがある環境ではどちらも同時に接続できる。WANとつながっている親機は他社のルーターでもOKで、5GHz帯/2.4GHz帯を問わない(もちろん、2.4GHz帯限定機種の場合、WAN接続時は親機がボトルネックになるが……)。

 ちなみに、中継機が複数あるようなシーンでは、中継機が並列で3台の場合や、2台が並列でもう1台が親機と接続している場合(もしくは3台がそれぞれ親機と接続している)といった多段環境でも合計3台までなら中継できるとしている。

 また、対応クライアントデバイスを認識し、電波の指向性を高める“ビームフォーミング”に対応する点も魅力。デュアルコアCPUを採用し、2.4GHz帯と5GHz帯を各コアで処理することで無線の実効速度も向上しているという。

 なお、『AtermWG1200HP』が2つ同梱するイーサコンバータセットも同時展開。予想実売価格は1万9000円弱(税別)で、1月22日発売予定。

■関連サイト
AtermStation

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう