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いつでもどこでも大画面 SIMスロットとAndroidを搭載したZTEの最新プロジェクター:CES2015

2015年01月07日 12時30分更新

文● 中山智 編集●ハード松村

 ラスベガスで開催中のCES2015にて、ZTEはモバイルプロジェクターの最新モデル『ZTE Spro 2』を発表した。

 『ZTE Spro 2』は、昨年のCES2014で発表された『Spro』の後継機で、OSにはAndroid4.4を採用している。本体上部にタッチパネルの5インチディスプレー(1280×720)を搭載し、さらにディスプレーに表示している画面をプロジェクターとして投射できるシステム。画面下のボタンは、ディスプレーのオン・オフが切り替えられるので、操作したいときだけ、ディスプレーを表示させられる。

ZTE CES
UIはオリジナルだが、OSはAndroidを採用し、アプリはAndroid用のものがそのまま使える。
ZTE CES
会場でのデモ。通常の明るさでも問題なく投射されているのがわかる。

 Androidの画面をそのままプロジェクターで投射しているので、たとえばムービープレーやアプリやYouTubeアプリなどの動画をそのままスクリーンに映し出せる。Playストアにも対応しているので、ゲームアプリもBluetooth対応のコントローラーなどを使って操作可能。

ZTE CES
HDMI入力があるので外部機器の接続も可能。マイクロSIMとマイクロSDカードはピンで押し出すトレー式。

 プロジェクターの解像度は1280×720ドットのHD画質。最大120インチでの投影が可能。インターネットへの接続は、WiFiだけでなく、LTEでの通信も可能。6300mAhのバッテリーを搭載し、スペックでは3時間のストリーミングが可能。スクリーンになるものがあれば屋外に持ち出していつでも大画面で動画やゲームが楽しめる。

ZTE CES
手でつかめるサイズなので、持ち運びにも便利。

 明るさは200ルーメンで、明るいイベント会場でもしっかりと確認できるレベル。明るさの調整や台形補正も自動なので、すぐに使い始められるのも◎。ファンの音もあまり気にならなかったので、手軽に大画面で映画やドラマを楽しみたいユーザーにピッタリだ。

ZTE CES
スピーカーも内蔵しており、左側面の音量ボタンで調整できる。

 発売時期は2015年の第一四半期。価格や日本での展開は未定だが、基本的にはキャリアと提携して販売していく計画とのこと。

 またアメリカのMVNO、Cricket Wireless向けに6インチ(720×1280)ながら、199.99ドル(約2万4000円)で購入できる格安スマホ、『Grand X Max+』も発表。

ZTE CES
6インチのファブレット端末『Grand X Max+』。前モデルからCPUなどがパワーアップしているが、外観などはほぼ同じ。
ZTE CES
ホームボタンなどは、ソフトウェアキーを採用。

 デザインは直線的で、背面パネルは細かな模様が施されており、ZTEの端末としてはオーソドックスなもの。CPUにローエンドのSnapdragon400シリーズを採用。展示モデルを操作したところ、画面スクロールなどがひっかかり、ややモッサリとした印象だった。

ZTE CES
背面は日本のMVNOから発売されている同社の『Blade Vec 4G』と似た模様が施されている。
ZTE CES
自撮りブームに合わせて、インカメラは500万画素。

 発売は1月9日で、現状ではCricket Wirelessでの販売のみとなる。

おもなスペック
CPU:Snapdragon400シリーズ
ディスプレー:6インチ(720×1280ドット)
カメラ:1300万画素(メイン)、500万画素(フロント)
バッテリー 3200mAh
サイズ/重量:約83(W)×7.87(D)×162(H)mm/約171.8g

●関連サイト
・ZTE(プレスリリース)

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