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Lollipopベースの最新Android WearならスクリーンショットはPC要らず

2014年12月17日 12時00分更新

 先日から配信が始まっている最新のAndroid Wear“5.0.1”。Watch Face APIの公開によりさまざまな文字盤をアプリで追加できるようになったほか、使い勝手でもさまざまな変更が施されています(アップデート対象は現存するすべてのAndroid Wear搭載機)。

Android Wear スクリーンショット
↑バージョンは“4.4W2”から“5.0.1”へ。バージョン番号からもAndroid5.0(Lollipop)ベースになったことがわかる。
Android Wear スクリーンショット
↑“サンタ・トラッカー”のアプリを入れていると、サンタクロース柄(?)の時計盤が表示されます。

 さて、その変更点のひとつに、Androidデベロッパーや自分のようなIT系の記者・編集者、ブロガーなどには嬉しい新機能があります。それは“スクリーンキャプチャー”機能です。

Android Wear スクリーンショット
↑こちらは実際にキャプチャーした画像。表示しているアプリは“Google Fit”。

 従来はPCに接続してAndroid SDK内に含まれるプログラムを使って取得する必要がありましたが、5.0.1を搭載したWear機では母艦となるスマホやタブレットさえあればスクリーンショットが撮れるようになります。

Android Wear スクリーンショット
↑開発者モードをオンに。
Android Wear スクリーンショット
↑すると、Android Wear上にメニュー項目が出現。

 まずは、母艦側であるスマホ(タブレット)の開発者モードをオンにします。開発者モードが設定アプリ上に出ていない場合は、“端末情報”の“ビルド番号”を連続でタップしましょう。開発者モードが有効になると、Android Wearアプリ上の右上メニューに“ウェアラブルでスクリーンショット”の項目が出現します。

Android Wear スクリーンショット
↑タップ後にメッセージが表示。
Android Wear スクリーンショット
↑通知画面にメニュー項目が出現。
Android Wear スクリーンショット
↑共有先(キャプチャー画像を扱いたいアプリ)を選択。

 スクリーンショットを実行してみると、“スクリーンショットのリクエストを送信しました。”というメッセージが表示され、通知画面にAndroid Wearアイコンの通知が表示されます。ここをタップするとGmailやハングアウトなどが表示され、取得したキャプチャーを“どうするか?”選ぶことができます。

Android Wear スクリーンショット
↑共有先をGmailにした場合。SmartWatch3の場合、320×320ドット(ディスプレーサイズと同じ)のPNG画像が取得できました。

 開発者モードにしない限り有効にならない、ということからわかるように、この機能は一般ユーザー向けと言うより、アプリなどを開発しスクリーンショットをPlayストアや自分のサイトに公開したい開発者向けとなっています。

 とはいえ、前述のとおりIT系の編集者や記者、ブロガーにとってもひと手間省ける機能。新しいWearの小ネタとして、ぜひお試しください。

●関連サイト
Google Official Blog該当記事(英語)

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