週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

プログラムコードの基礎を学べるHour of Codeのワークショップが開催

2014年12月12日 20時00分更新

 みなさん、こんばんは。いまは週刊アスキーの吉田でございます。さて、12月11日にAppleが賛同している「Hour of Code」に関連するワークショップがApple Store銀座をはじめ、各地のApple Storeで開催されましたよ。iPadを使ってプログラムのコードを学ぶという内容です。

Hour of Code

 ワークショップはApple Store銀座の2階で開催。少人数を対象にしています。

Hour of Code

 Code.orgのウェブサイト上に用意されているプログラミング学習のためのコンテンツを使ってワークショップが進められていました。ここには、アナ雪などの人気キャラを使ったコースなども用意されています。今回利用したのは入門コース。

Hour of Code

 超有名ゲーム『Angry Birs』のキャラを利用してプログラムを組んでいきます。プログラミングとはいっても、処理内容を示したブロックを組み立てていくだけです。

Hour of Code

 参加者に一人1台のiPad miniが貸与され、各自でプログラムを構築。

Hour of Code

 Code.orgに用意されているプログラミングのコースである『Code Studio』は、iPadはもちろん、MacやPCでも利用可能です。まずは、画面の説明に従って、キャラクターを動作させるブロックを配置します。

Hour of Code

 最初のほうはブロックを数個置くだけでしたが、処理が多くなっていと命令が増えてコードが複雑になってきます。

Hour of Code

 そこで、繰り返しがある部分について別の処理方法を紹介。

Hour of Code

 ワークショップでは、コードは短いほうが処理効率に優れて、かつ美しいという話がありました。引き合いに出されたのは、Appleの共同創業者であるスティーブ・ウォズニアックが書いた伝説のブロック崩しゲームのコードでした。このコードは、通常の半分程度の行数で書き上げられた非常に美しいコードだったと説明スタッフが力説していました。

Hour of Code

 ワークショップではソースコードを直接書くことはありませんでしたが、繰り返し処理には、実がfor文が使われていることが最後に明かされます。このように、視覚的なプログラミングを通してコードの基礎が学べるわけです。

 参加者からは、「マウスで動かすのより、指で触るだけで命令が出せるのが楽しかった」「ゲームやったところがおもしろかった」「キレイなコードを書く大切さがわかった」という意見が寄せられました。

 このコースを習得しても、本格的なiOSプログラミングを始めるには、まだまだ複数のハードルがあります。しかし、まずはコードがどういうものか、どういうコードを書けばいいのか理解できる内容になっていました。

 Code Studioはは誰でも無料で利用可能なので、興味のある読者はウェブサイトにアクセスしてチェックしてみることをオススメします。論理的な思考も身につくかもしれませんよ。

■関連サイト
Code.org(CODE STUDIO
Apple(Hour of Code特設サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう