2014年11月28日18時30分

サンダーバード1号も飛んだ!Maker Faire TOKYO 2014のワクテカガジェット

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物づくりの祭典である『Maker Faire』が、年を追って規模を大きくしつつ開催されている。今年は11月23日~24日に東京ビックサイトで開催され、参加グループは過去最高の約350組。

一般の来場者もかなり増えて、初日オープン直後は入場者列が西館屋上まで伸びるほど。出展フロアは広くなったはずだが会場はかなりの混みようとなった。

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このMaker Faireの出展者は企業からグループ・個人参加まで様々。ジャンルは電子・電気工作から、手芸ハンドクラフトまでと幅広い。ここでは会場を周って筆者が気になったものをいくつか紹介する。

Maker Faire常連の徳島大学研究室は、サンダーバード1号の外見を纏いベクタースラスト(推力偏向ノズル)を搭載したマルチコプターを展示し、屋上では実演飛行を行なった。

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いずれは劇中のサンダーバード1号よろしく、ティルトローター機のような水平飛行も可能にしたいという。


こちらはソラカムプロジェクトが製作した、対象者を追いかけ空撮をするマルチコプター。

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スノーボードで遊ぶ自分たちを撮りたいという目的で制作したとのこと。最高飛行速度は約40キロで、GPSビーコン(を持った対象者)を追従し空撮する。ちなみに機体より伸びている紐は、実演飛行で万が一に暴走した時のセーフティのためのもの(有線コントロールではない)。


羽ばたき飛行機製作工房と超小型飛行隊研究所が作った“羽ばたき機”。

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ここもMaker Faireの常連で、会場内の上空で飛行マシーン(スカイフィッシュがモチーフ)を優雅に羽ばたかせ、観客を和ませていた。動力には携帯電話に使われているような小型モーターを用い、左右の羽ばたき速度を変えてラジオコントロールしている。

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こちらはシマリス技研の“ハンダゴテ3Dプリンター”。今回は“3Dプリンターを作ってみた!”的なものは少なかったのだが、3Dプリンターが普通に市販される時代に可能な限り自作してみるというのは逆に目新しい。フィラメントの送り出し機構のみ3Dプリンターから流用したとのこと。

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VRディスプレイ『Oculus Rift』を使用したものもちらほら。Oculus Rift関連は単独でイベントを開催しているほどなのでそちらに出展している人も多いようだが、こちらはワダタカヒコ氏製作の“OculusRiftでメーヴェ飛行体験”。下の機体を傾けることで、メーヴェでの飛行体験が出来る。

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こちらもMaker Faire常連。表示デバイスに特化したグループの電通未踏組の海戦ゲーム。モニター上に置いた軍艦のコマを動かすことで索敵・砲撃してゲームを進める。タンジブルビット(形のない情報を直接触れることができるインターフェイス)としてもかなりの完成度だ。

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レシートを出すようなサーマルプリンターを内蔵し、撮影した画像がアスキーアートになる遊舎工房の『アスキーアートカメラ』。中身はArduinoで制御したサーマルプリンターとルネサスSAKURAボードで制作。

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宇宙モノだってMaker Faireに出展。スペースメイカーズ(NPO 法人有人ロケット研究会)が販売するのは、宇宙の味がするらしい『宇宙茶』。

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アールエスコンポーネンツは国内販売を開始したParallella(スパコンのような並列演算が可能なプロセッサボード)を展示。ArduinoやRaspberry-Pi、mbed、Galileoに次ぐ新しい自作ボードのターゲットになるかも知れない(かなり方向性は違うが)。

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今回会場を周って感じたのは、マイコンボードや3Dプリンターが普及したおかげで、アマチュアと作品は思えないほど完成度が高いものが増えてきたこと。もちろん、何かを動かしてみた! というものもあるのだが、ベースとなる技術や工作素材(さらにネットを通してそれらを使いこなすための知識リソース)が手軽に入手できるようになったおかげで、好きなものを自作するハードルはどんどん低くなってきている。

3Dプリンター登場時の「なんでも出てくる魔法の箱」みたいな単純な扱いではないものの、確かにものづくりプロセスにおける基盤が揃うことでMake文化も新しいステップに移行しつつあるようだ。

Maker Faire Tokyo 2014(関連リンク)

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